2017年03月25日

「神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他」坂崎 重盛 平凡社

一応、神保町とタイトルにうたっているが神保町以外の花柳街や下町が良く出てきます。
神保町だから本に関係する話かというと・・・関係することもなくはないが、正直あまり関係ない感じです。

文人が愛した花柳街のお店のそれぞれを著者の好みで自己のエピソードや思い入れを加えつつ、書き散らした散文。そんな感じ。

本の本というよりは食べ歩き、飲み歩きの本に近いノリです。
コンセプトも実はそちらのようです。

あまりメジャーな食べ歩きの本には出てこないようなお店についても記述も多く、興味はそそられるもののわざわざ食べに行くほど美味しい店ではなさそう。

本書に出てくる文人も誰一人私知らないし、関心のある人もいないしねぇ〜。
はてさて、文章は読みやすくて嫌いではないのですが、私の関心とはことごとく外れているような???

読んでても何も得るものはなし。時間潰しも飽きて、本書は途中で読むのを止めてしまいました。特に後悔なし。
【目次】
其ノ1 この人を巡りて
其ノ2 この町を巡りて
其ノ3 この本を巡りて
其ノ4 其ノ他

神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他(amazonリンク)
タグ:書評 神保町
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「虐殺器官」伊藤 計劃 早川書房

伊藤氏の作品はこれで読むのは2作目です。映画は「屍者の帝国」を観たかな?

前評判もよく大変期待していたのですが、正直それほどの作品ではないでしょう。
どこかの雑誌で伊藤計劃とサイバーパンクとかを絡めて評価している記事を読みましたが、サイバーパンクとかは当時よく読みましたが、そちらの影響をどれほど受けているのか、私にはあまり気付きませんでした。

チョムスキーや諸々、キーワード的に出てくる単語は興味を惹くものの、それほどの緻密で整合性のとれた確固たる空間世界を生み出しているとは思えませんでした。
それに言語について語るなら、はるか昔になるかもしれませんが神林長平氏の「言葉遣い師」とかの方がよほど言語による作品世界の構築に成功しており、そちらと比較しても本書はそのレベルではないと思うのですが・・・。

少なくとも従来の枠を超えたような目新しい作品ではないと感じました。

勿論、普通の作品として読むばそれなりに読める作品ですが、凄い!とか面白い! 衝撃を受けた!といったような作品ではありません。普通の範疇にあり、普通の読物の一つ以上の評価をする作品ではないと思いました。

もう私は著者の作品、読む気はしないなあ〜。個人的には大変残念です。虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) amazonリンク
タグ:書評 小説 SF
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「書林探訪」紀田 順一郎 松籟社

いつもの紀田氏の作品はもう少し面白いのだけれど・・・本書は面白くないです。
本や古書にまつわる興味深いが実生活には役立たなさそうな知的好奇心を満たしてくれる内容を今回も期待していたのですが、本書に関する限りはそれはなく、本好きでもどうでもいいような内容の話が多くて興ざめでした。

読むのは時間の無駄かと。
お薦めしません。
書林探訪―古書から読む現代 (amazonリンク)
タグ:書評 古書
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「カラー図解 あなたの"不安"をスッキリ解消! クルマの運転術」菰田 潔  ナツメ社

う〜ん、かなり広範囲にまんべんなく項目を説明しているんだけど・・・なんかイマイチ分かり易い、という感じがない。

レイアウトとかも良くないのかな? 個々の説明はいいと思うし、勉強になるとは思うのですが記憶に残らなかったりする。どうせ読むなら他の本がいいかも?
【目次】
PART1[基本編]走行前
PART2[基本編]走行時
PART3[実践編]一般道路
PART4[実践編]駐車・停車
PART5[実践編]高速道路
PART6[実践編]トラブル
PART7[実践編]装備・メンテ
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タグ:書評
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2017年03月19日

「徳大寺有恒のクルマ運転術 アップデート版」徳大寺 有恒 草思社

運転の必要に迫られて、更に自分の運転技術の拙さに対して、切迫した問題意識を持っていた関係で読んだ本になります。

本書は運転に際して、どうやれば安全な運転を出来るかその考え方から解説し、その考え方の実践方法として具体的な方法までを説明しています。

その為、安全意識の基本を獲得することができ、運転にかかわる全ての事に対してもまず何を意識するのか、そこから考えることの大切さを学べます。

勿論、個々の説明や考え方なども興味深いし、勉強になりますね。
私的には本書も役立つ本だと思います。

当然、本書を読んで学んだ後は実際に運転して経験を増やすことなんでしょうね。
では、今日も車で出かけましょう♪
【目次】
はじめに
第1章コミュニケーションしつつ安全に走る
第2章これだけは知ってほしい運転の心構え
第3章これが運転の基本だ
第4章一般道はこう走れ
第5章駐車をラクにする知恵とテクニック
第6章高速道路はもっとも安全な道である
第7章山道はこうやって走る
第8章長距離ドライブのススメ
第9章クルマのメンテナンスとトラブル対策
第10章どんなクルマにどう乗るべきか
最新クルマ用語解説
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「運転怖い解決ブック」スタジオタッククリエイティブ

免許は取ったけれども・・・運転していないまま日々が過ぎて・・・という人向けに書かれた、教習本とは異なる、より実用性重視の運転基本ノウハウの本。

私もペーパードライバーから運転再開にあたり、個人的な教習をしてくれるところに頼んで二日間ぐらい運転を教えてもらってから運転し始めましたが、ツレが病気で車の運転が必須という状況になって、慌てて実際に頻繁に運転し出し、更に勉強の必要を痛感して読みだしたりした訳です。

私的にはセルフでのガソリンスタンドでの給油方法など、たぶん普通の人には当たり前過ぎる事なんだろうけれど、大変為になりました。ただ、実際にはスタンドの人に教えてもらいながら、1回目は給油したんだすけどね。

そういえば、今までは1車線の一般道だけだったのですが、先日複数車線の道路で右折の際、一番遠い左にいて、車線変更がうまくできず、えらく冷や汗をかいたことを思い出しました(アセアセ)。

ペーバードライバーからの再挑戦としては、内容や説明共に悪くない本だと思いました。
すぐ読み終えちゃうんだけれどね。でも、読んで得られるものは多いと思いました。
【目次】
●車の基本
自分の車のこときちんと知ってますか?
最適なポジションが最良の運転を生む
ボンネットとトランクの開け方を覚えておこう!
セルフスタンドで失敗しないスムーズな給油方法とは?
走りだす前に最低限点検する部分とは?
●運転の基本
加速と減速はスムーズさがポイント
シフトレバーの基本的な操作方法とは?
自分の車の車両感覚を身につけよう
車庫入れの時、注意すべきポイントとは?
●一般道のポイント
小さな交差点は「優先」に注意する
たとえ信号が青でも、交差点には用心しよう!
細い道から大きな道へ出る時に注意すべき点とは?
もう右折車線なんて怖くない!
一般道路には危険がたくさん!
峠道ではハミ出してはダメ!
一般道の「コワイ」を回避するちっょとしたコツ
●高速道路のポイント
高速道路の「コワイ」を「快適」に変えよう
ETCゲートはベストポジションで抜けよう!
合流では加速レーンを使いきろう!
減速レーンは入ってから速度を落とそう
車線変更は流れを乱さずスムーズに
分岐のコツは早めの車線変更!
ルート選択は迷わずに決断しよう!
追い越す時は、車間距離に気をつけよう!
トンネルの出入口には危険がいっぱい!
登坂車線の合流は速度に気をつけよう!
高速道路では、周りと先に目を配ろう
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「東京最後の異界 鶯谷」本橋 信宏 宝島社

uguisudani.jpg

山手線の駅として知ってはいるが降りたことのない駅の一つ。
個人的には大塚駅とかも昔は池袋のすぐ近くなのに降りたことなかった・・・。
転職先の本社があったので大塚は初めて知ったけれど・・・、鶯谷駅は縁が無いなあ〜。

基本、風俗や風俗街としての土地としての鶯谷を紹介しています。

そういえば、予備校の講師が鶯谷には初音というラブホテルがあって、ネーミングのセンスの良さを誉めていたことを思い出した。ウグイスの初鳴きとしての「初音」と初夜としての「初寝」をかけている・・・とか。

大した講義では無かったけれど、何故か未だにその言葉だけが記憶に残っている。

本書もありきたりの風俗街レポート的なノリなのですが、途中から左翼とかそちら系の話が出てきて、ああ〜昔はエロと左翼って同系統の人達だったりしたことを思い出しました。

『高度経済成長期』って頃の影響を引きずったその後の末期的症状を呈していた世代にありがちな・・・そういう状況あったんですよねぇ〜。アナーキストとかね。

あとね、読み進めていくと実は自分の母校のOBに当たることが分かっちゃってきたりして驚いた!
文章読んでて、もしかしてマジ、うちのOBかよ〜と思いながら読んでいたら、最後の方にずばり出てきて、あ〜なるほどって思ったりした。

いろんな人いたもんね。あそこ。

私自身も紆余曲折しながら、人生生きていたりしますが、著者の文章にそれほど違和感が無いのも勝手に個人的に納得しちゃいました。

だから、どうというわけでもないのですし、読むのをお薦めする訳でもないのですが、感慨深かったです。
【目次】
第1章 陰と陽の街を歩く
第2章 「鴬谷発」韓デリの魔力
第3章 人妻の聖地―鴬谷
第4章 吉原と鴬谷
第5章 鬼門封じと悦楽の地
第6章 秘密は墓場まで
第7章 鴬が谷を渡る
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タグ:書評 鶯谷
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2017年03月03日

「だから山谷はやめられねえ」塚田 努 幻冬舎

どういった生活なんだろう?
ふと疑問を持つことがあるが、まず経験することもない日雇い労働者の生活を実際に体験してみた、当時大学生のルポルタージュ。

以前にもこの手の季節労働者の生活を描いたものとかを読んだことがあるのですが、何の保証もなく、危険な労働をしてしかも安い賃金ってのは正直辛いなあ〜と思う。

しかもその危険というのが対価たる報酬に比べてあまりにも割りが悪いのはシャレにならない。
ただ、人は追い込まれれば、それでも働かなければならない事情があれば、そうも言ってられないのも事実だし・・・。う〜む。

変わり映えすることのない単純作業の繰り返しもそれはそれで苦痛なのだが・・・人の管理で神経磨り減らすのもどうかと思いますねぇ〜。

そうそう、高田馬場の日雇い仕事の手配の話が載っていますが、昔、高田馬場に職場があった時にいかにもそれっぽい人が数人集まり、朝からコンビニの前でカップ酒を飲んでいる姿を時々見て、不思議に思ったことを思い出しました。

そういやあ〜、なんか人を割り振ってる手配士みたいな人がいる公園もあったなあ〜。
あ〜、あれの話なんですね。

昔、どっかの印刷工場の日雇い派遣かな?
3日間でいくら?とかいうので駅の〇〇口に集合し、バスに乗せられて工場へ行き、働いたことがありました。
学生の頃だったかな?あれもなんか異様な感じでしたねぇ〜。

ベルトコンベアーに載って週刊誌とかが流れてきて、それを仕分けするんですが、結構、重くて体力が必要らしく、案の定、1日やっただけでヘトヘトになって筋肉痛で二日目は行けませんでしたね。

だから、3日間皆勤だと皆勤手当てが別途出るようで、その賃金体系についてなるほど〜と実感した覚えがあります。あのノリでしょうか?

しかし、相部屋は辛いなあ〜。
プライバシーのない空間ってのはストレス溜まりますもんね。
だからこそ、旅で商人宿とか宿坊に泊まったことはあっても相部屋とかユースホステルとかってのは経験無いんだよね。野宿ってのもしたことないし・・・。

軟弱な旅行好きの私(苦笑)。

指無くすような危険や命に係わる危険がなければ、1日ぐらいなら、経験してもいいかも?ですが、それを一定期間となるとまた、それはそれで大変過ぎて私ならギブ・アップしそうですね。

現在のように家族が病気になった際、有休が取れたり、自分が病気になっても最低限、保険金が受け取れるなどの保障が無いと、どんな労働者でもあっという間に転落だよなあ〜としみじみ考えさせられられました。

でも、もっと環境の良い職場に移りたい気持ちは変わりませんが・・・・。

そうそう、本書を読んでいてふと思い出したのは昔読んだ期間工のルポ。
鎌田 慧の「自動車絶望工場」だったかな?

まあ、どちらにせよ、生きていくのは大変ですね。
私もセミ・リタイアしたい・・・本当に心からそう思う・・・。
【目次】
プロローグ 大学三年冬の憂鬱
山谷漂流
飯場漂流1 地下鉄編
飯場漂流2 冬山編
エピローグ 僕の選択
だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日 (幻冬舎アウトロー文庫) (amazonリンク)

ブログ内関連記事
「東京の下層社会」紀田順一郎 筑摩書房
「日本の下層社会」横山 源之助 岩波書店
「ルポ 賃金差別」筑摩書房 竹信 三恵子
「派遣のウラの真実」渡辺雅紀 宝島社
「ルポ 雇用劣化不況」竹信 三恵子 岩波書店
「高学歴ワーキングプア」水月昭道 光文社
「ホームレス博士」水月昭道 光文社
「貧困女子のリアル」沢木 文 小学館
「東京難民」上・下 福澤 徹三 光文社
タグ:書評 労働 雇用
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2017年03月02日

「ヘンな本大全」洋泉社

う〜ん、所謂トンデモ本とかそちら系の珍書の紹介本。

どんな本があるのかなあ〜と思ったけれど、私の感性にはまるようなものはほとんど無かった。
書店で見かけてもまず、私なら手に取らないし、読もうとしないし、買ったり、借りたりしないであろう本ばかりでした。

1冊だけかな?
ちょっと見かけたら読んでみようと思ったのは・・・・。

「気違い部落周遊紀行」きだみのる 冨山房

これだけかな?
閉鎖的な村社会の実態を扱った本だそうです。
かつて、引っ越し先がそういった『村』だったことがあるので、他人事ではないような感じがして関心がわきました。これ、機会があれば読んでみようと思ってます。

あとはどれもちょっと・・・って感じですね。
あまり、面白い本の紹介はありませんでした。
【目次】
◆巻頭特集
・珍書大賞ハマザキカクが選ぶ珍書大賞2014
・ヘンな装丁20選
第1 章 ツッコまずにはいられない実用書
・石原壮一郎が選ぶヘンな人生相談本
・林 雄司が選ぶヘンなビジネス書
・北村ヂンが選ぶヘンな性愛本
【コラム】タイトルだけで即買い決定!! ヘンな書名本 とみさわ昭仁
・とみさわ昭仁が選ぶヘンなスポーツ本
・ヨシダプロが選ぶ ヘンな健康本
第2 章 奥深き専門書の世界
・石原たきびが選ぶヘンな酒本
・早川いくをが選ぶヘンな生き物本
・山ア 龍が選ぶヘンなミリタリー本
・河本英夫が選ぶヘンな哲学本
・梅田勝司が選ぶ ヘンな宇宙本
【コラム】そっくりなようで実は個性派も ベストセラーあやかり本
第3章 この芸能本がヤバイ
・吉田 豪が選ぶヘンなタレント本
・吉田 豪が選ぶヘンなアイドル本
・辛酸なめ子が選ぶヘンなセレブ本
【コラム】書店で人目についてナンボ 書名パロディ本
第4章 可笑しなノンフィクション
・高野秀行が選ぶヘンな旅本
・北尾トロが選ぶヘンな犯罪者本
・とみさわ昭仁が選ぶヘンな成り上がり本
・かとうちあきが選ぶヘンなアウトドア本
【コラム】え? こんな装丁アリ? 不可能を可能にする装丁家・祖父江慎
第5章 ディープインパクトな趣味本
・呉 智英が選ぶヘンなマンガ
・下関マグロが選ぶヘンなフェチ写真集&イラスト集
・北尾トロが選ぶヘンな蒐集本
・天野 慶が選ぶヘンな歌集
【コラム】
・ヴィレヴァン現役店員がイチオシ POPでアピール ヘンな本
・邪馬台国から住職、下水道の世界まで 知られざる専門誌の世界  石原たきび
・オンリーワンが勢揃い ヘンなミニコミ  南陀楼綾繁
・珍書を世に送り続ける2 人が語る! “幻の珍書”企画会議  ハマザキカク×暗黒通信団
・マンガでわかる!「マンガでわかる」本がヘンだ  ヨシダプロ
ヘンな本大全 (洋泉社MOOK) ムック(amazonリンク)
タグ:書評
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2017年02月26日

三省堂書店 池袋本店 古本まつり 2017年2月

古書市2017.jpg

古書市2017a.jpg

今月上旬の頃の話。
忘れないうちにメモ。

目録が送られていたのでやっていることを確認し、久しぶりに行ってみる。
最近、それほど欲しい本が見つからず、古書への関心も薄れていたのですが、行ってみるとそれなりに買いたいものは出てきたりする。

署名本も未読で定価よりも安かったので、とりあえず買っておく。
あとで読んでみよっと。

さて、和室に置くとまた埃をかぶってしまうので早速、書斎に持ってきて本棚の空きスペースに置いておく。
いつ、取り出して読むことになるのだろうか???

図書館から借りた本があるのに、読みかけの本も多数あるのに・・・。

まあ、ありがちな話だ。
posted by alice−room at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 【備忘録C】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする