2018年06月19日

「開運 日本の神社と御朱印」英和MOOK 英和出版社

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こちらは御朱印に特化することなく、神社と御朱印を併記してバランス良くまとめたもの。ムックだしね。

しかしながら、御朱印について知りたくて読むなら、本書は掲載しているすべての神社について御朱印の写真を載せている訳でもなく、また、御朱印が載ってない神社も多く、そういう意味ではあまりお薦めできないかと。

まあ、出版社さんも元々こちらが専門ではなく、流行りの御朱印ブームにのって出しただけのムックでしょう。
現世利益をうたうのは分かるけど、婚活とか言い出しちゃう辺りがあまりにも、本当にただ流行りで出しただけってことが強く感じられて興醒めですねぇ~。

まあ、人には言えない願いとか切り口を変えている姿勢は評価するけれど、内容は残念な感じです。
文字を読む必要もなく、頁をパラパラして10分もかからず、5分程度で終わってしまいました。
お薦めしませんね。
【目次】
●一生に一度は行きたい
『全国名社18選』
●恋愛・お金・美と健康・仕事勉強
『願いごと別 神社ガイド』
●レア! かわいい
『御朱印総まとめ』

●人には言えないお悩み解消神社

もっとご利益が上がる!参拝の基本
かわいい♡お守り&Item寄せ集め
備えあれば憂いなし‼厄年に知るべき10のこと
未婚・金欠部員が行く!!本気の神社で婚活体験レポート
開運 日本の神社と御朱印 コンパクト (英和MOOK)(amazonリンク)
ラベル:御朱印 神社
posted by alice-room at 05:48| Comment(0) | 【書評 宗教B】 | 更新情報をチェックする

「御朱印でめぐる関東の神社」地球の歩き方編集室  ダイヤモンド・ビッグ社

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神社仏閣巡りは昔からやっていたが、御朱印集めがブームになって冷ややかに横目で眺めていたものの、ふと訪れた神社で見かけた御朱印帳が気に入り、それを購入。御朱印帳を買ったが故に、今更ながら or 満を持して・・・の御朱印集めスタートとなりました。

最初はネットの情報を集めていたものの、本の一覧性も気になっていたので、今回時間が出来たので最初にまとめて基礎知識を習得しようと手に取った本。

内容としては確かに初心者、入門者向けには分かりやすく、まとめてある本です。
今時の人向けに、難しくないですよ~、簡単なルールだけ守れば気楽に始められて、現世利益がありますよ~という実に刹那的、且つ即物的なガイドブックというていであるが、こういうのが今の出版不況のご時世には大切なんでしょうね。

カラー写真が多用され、御朱印や神社、授与品等が分かり易く示されているのは、ガイドブックの老舗の技ですね(笑)。

決して、内容を深く掘り下げることはないものの、そこそこの興味と観光としては十分な好奇心を満たして楽しめる作りになっています。
地域毎に分けているのも、販売戦略以外の面でも実際に使うユーザー側の利点にもなり、うまいやり方かと。

『広く浅く』を上手にクリアしています。
本当に更に一歩進むなら、ネットのそうしたサイト等の方がディープで面白いのですが、まずは入口としては目的に適う本かと。

御朱印でめぐる関東の神社 週末開運さんぽ (地球の歩き方御朱印シリーズ) 単行本(ソフトカバー)(amazonリンク)
【目次】
●巻頭インタビュー~私の御朱印の歩き方~平 祐奈さん、CHIEさん
●第一章「まずはここから! 御朱印入門」
●第二章「話題の神社をめぐる開運さんぽへ 週末御朱印トリップ」
●第三章「御利益別 今行きたい神社」
【総合運アップの神社】
【えんむすびの神社】
【金運アップの神社】
【美容・健康運アップの神社】
【仕事・学業運アップの神社】
【レア御利益神社】
●コラム 境内と本殿様式/ツウの御朱印の頂き方
ラベル:関東 神社 御朱印
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2018年04月03日

「禁書」マリオ インフェリーゼ 法政大学出版局

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以前、印刷博物館でカソリックの禁書目録の実物を見て感慨深かったのでふと目にして読んでみました。

う~ん、内容は思ったほど学術的ではないかもしれません?
もっと具体的且つ踏み込んだものかと想像していたのですが、実際はかなり総括的で個々の内容については表面的で薄っぺらですね。

でも、あまりこの手の本で手頃なものが無いように思っていましたので、手元に置いておいても悪くはないかもしれません。邪魔なだけかなあ~、う~ん?

ただ、いつの時代も為政者は体制維持の為に腐心し、その一方で関係者は複雑な利害関係の中で妥協と服従と脱法行為に勤しみ、自らの利益の為に行動してきたんだなあ~と思いました。

禁書に協力し、自らの出版を認めてもらって独占的利益を得つつも、その裏側で反体制側のパンフを印刷し、そちらはそちらで利益上げたりとかね。

もっとも今の時代の方がむしろ大規模に情報統制をしているものなあ~。
エシュロンしかり、中国のネット規制しかり。
うちのブログも中国からは見えないと言われたしなあ~。

まあ、形を変えた焚書坑儒も無くならないしねぇ~。

人間は時代を経ても本質は変わらないっていういい見本ですかね?
【目次】
出版規制
1検閲の起源
2教会と国家の狭間で
3無垢で思慮深い検閲
文化追放
1禁書目録
2講読禁止
3検閲と民衆購読
4科学
検閲の限界
1クレメンス目録後
2異端審問と抑圧
3寛容の起源
絶対主義と検閲
1国家検閲の優勢
2非合法市場
3黙認と偽書誌事項
4啓蒙、検閲、印刷の自由
エピローグ
禁書: グーテンベルクから百科全書まで (amazonリンク)

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「中国の禁書」章培恒、安平秋 新潮社
印刷革命がはじまった:印刷博物館企画展
ラベル:書評
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「本日記」坪内 祐三 本の雑誌社

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以前にこの著者の書かれた本に関する本がそこそこ面白かったので、著者に釣られて読んだ本。

本の雑誌に掲載されていたコラム(?)をまとめたものらしい。

うん、内容は勿論無い。基本的に著者の日常生活を本をキーワードにしてメモ書き風に書いた日記形式のもの。

本に関していうものの、必ずしも『本』と関係あるのか?という疑念を頂かせつつもすぅ~っと読ませてしまうのは一つの魅力なのかもしれない。でもね、申し訳ないけど、私には興味のない事柄が9割以上かもしれない。

但し、それでいて単純につまらないと言わせない点が逆に凄かったりする。
電車か何かに乗っていて、とりとめもなく時間潰しに車窓を眺めながら、読んだりするのにはいいのかもしれません。最近、電車旅してないなあ~。

二日前に新しい車が納車され、その最近の車の性能の凄さに驚かされながら、しばらくは車漬けの日々が始まりそうな予感を覚えたりする。本書とは関係ないんだけれど・・・。

さて、本書は本の周辺で生活している方のまさに周辺の出来事を綴ったものかと。
続きをあえて読みたいとは思いませんが、まあ、パラパラと眺めてもしいかもしれません。読み終わったら、すぐに手放して良い類の本ではありますが、嫌いではありません。

本日記 単行本(amazonリンク)

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「古本的」坪内 祐三 毎日新聞社
「新書百冊」坪内 祐三 新潮社
ラベル:書評
posted by alice-room at 03:25| Comment(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする

「堕ちたイカロス」藤木 稟 光文社

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SFかと思いきや、一応、近未来を舞台設定にしているものの、実際には普通の推理物作品。

登場人物も華々しく登場し、どんな活躍をするかと思うと、すぐ死んじゃうし、そこから始まる物語も前半に散りばめられたと思っていた伏線(予備軍)は何一つ回収されることなく、どっかあさってな方向の解決策で強引に収束され、形式上は解決するものの読者の心理的には何も納得することできず、もやもやとした不満が溜まったまま、当初の舞台設定や登場人物のキャラを生かすことなく、作品は終わってしまう。

えーって、ところが正直な感想です。

著者の作品は結構、凝ったものが多く、いつも興味深い感慨を覚えることが多いのですが、これは著者が書かなくても他の誰かが書けば良い作品でした。つまらないし、すぐ手放します。

カジノ街の黒幕的存在も結局、何もしないし、なんの説明もなく、ただ背景としているだけ。
そもそものスタートとなる登場人物もただ、ただ、パッと出てきて死んだだけで誰が死んでも同じジャン。
これはいかん!と思った作品でした。

堕ちたイカロス 十二宮探偵朱雀 獅子座 (カッパ・ノベルス)
posted by alice-room at 03:06| Comment(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする