
菊池氏の作品は、面白いものもたくさんあるのだが、多作故か一定の確率でつまらない駄作とも言えるような作品がしばしばある。本書は、駄作の部類に入ってしまう作品でした。残念!
吸血鬼ハンターDやトレジャー・ハンターなど、読んでいて実に面白い作品書く方なんだけど・・・。今回は「妖獣都市」の続編かなあ~って思って読んだんですけど、そちらの続きではないみたい。
別にエロくもないし、オカルトっぽくもない。日常に潜む(かもしれない)異界を描かせたら、右に出る者なしの著者もこのストーリーでは発想の貧困さを感じさせてしまい、悲しくなる。
ひなびた温泉旅館に現われた異国の神父、散々期待させてそれで終りなの?って失望しました。小説としてつまらないので本作はお薦めしません。
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