今回の特集記事が読みたくて買ったのですが、目新しい点は全く無く、最近あちこちで流行っている『読書術』に便乗しただけ。オリジナリティは当然ありません。せいぜい、読書術モドキの寄せ集めで情報の鮮度がウリの雑誌としては、遅きに失したレベル。
読書術の達人として、選ばれているメンバーもどこぞで見たことのある方ばかり。他の本や雑誌の焼き直しで終わってしまっている。東洋経済もここまでひよったか、というのが率直な感想。追い込まれてるなあ~。
まず、図解してもっともらしく説明している「本を読む本」 。既に私は読破しているが、綺麗事ばかりで使えない本。それを冒頭に持ってくる辺りで、見た目に走って空虚な特集を暗示しているかのようです。勿論、実際の読書には役立ちません!(当ブログ内の関連記事参照)
せっかくだから、私の知識の整理も兼ねて、記事をメモ。
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レバレッジ読書術の手順・・・「メモ作成&実践&メモの品質向上」のエンドレス
自分の課題・目的を明確にする以前書いたが、私は絶対に線引きしないけどね! 付箋を使う。理由は、注意力が線引きのみに限定されてしまうから。
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重要なところに線を引き、印をつける
↓
レバレッジメモに重要部分を抽出し、繰り返し読む
↓
実践で試す
↓
レバレッジメモをブラッシュアップし、身に付ける
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勝間式「アウトプット志向」読書術
目的:線引きはしないが、ノート写しはするなあ~私。書く事で視覚化され、手の動きを通して、脳に刻まれるから。実際の行動に勝るものではないが、次善の手法としては効率的だと思う。但し、本へ直接書くメモは視認性も良くないし、使えないと思う。
読書は他人の経験・体験を疑似体験すること。その中から重要な情報を再現性のある形で分解し、再構築する
読書のインプット:
読書はスピード優先。大量の情報を頭に入れ、質への転換を加速(線引き、ノート写しはしない)。情報を丸ごと消化せず、再現可能なフレームワーク(思考の枠組み)で体得する
読書のアウトプット:
とにかく実際に自分の仕事や生活の中で使ってみる(目での記憶よりも定着率は高い)。本当に有効かの判断をつける。そこから日常的に疑問を調べて、自分で新しいフレームワークを発見する習慣を身に付ける。
そうそう、この記事中で暗黙知を採り上げていたのは、非常に共感できた!
「紙背を読む」ではないが、書かれていないことを書かれた文字から感じられるのは、ひとえにその人の経験による。経験、あるいは体験が無い者、目の前にあるものが見えていない者、気付かない者には、それはどうやっても分からないものだと思う。『縁無き衆生は度し難し』ではないだろうか?
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選書眼を養う! 本選びの6か条
1わかりにくい文章の本は買うな6は別にして、基本的にはこれ全て正しいと思う。確かに基本で常識だと思う。
2ジャーンナリストが書いた本は読むな・・・視点が短期的で内幕暴露的、議論に深みがない
3有名すぎる学者や評論家の本は要注意・・・同じ内容を使い回し
4対談本や口述筆記本は読むな・・・書き物と比較すると、厳密性や緻密度が違う
5新聞・雑誌の書評は信用するな
6本はその場で思い切って買え
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【目次、一部抜粋】
最強の「読書術」~どう探し 読んで 活かすか
1カ月200冊をこなす速読・多読から、人間力を鍛える熟読・精読まで、達人たちの秘技を一挙公開!
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図解 | 『本を読む本』が伝授! 「読書には4つのレベルがある」
[達人の技 01]
読書を最高の投資に変える
「レバレッジ」読書術
本田直之/レバレッジコンサルティング代表・『レバレッジ・リーディング』著者
[達人の技 02]
読んだことは自分で試す!
メモ不要の「超実践」読書
勝間和代/経済評論家(公認会計士)
[達人の技 03]
知の体系を身に付ける
「3度読み」のテクニック
佐藤 優/起訴休職外務事務官
[達人の技 04]
財界首脳のブレーンが直伝!
「最強」アナログ読書術
三輪裕範/伊藤忠商事 調査情報部長
[達人の技 05]
情報処理では身に付かない!
「人間力」を鍛える読書術
齋藤 孝/明治大学 文学部教授
「心打つ言葉と出会えたら、その日の読書は成功」
[達人の技 06]
日本語だけでは周回遅れ
英語原著の「簡単」読書術
池田信夫/上武大学大学院 経営管理研究科教授
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読書術 4つのケーススタディ
私の読書術(1) 北尾吉孝/SBIホールディングスCEO
自己啓発本でブレーク
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私の読書術(2) 土井英司/出版コンサルタント、ビジネス書書評家
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