2008年07月30日

「図解 朝10時までに仕事は片づける」ベクトルネットワーク かんき出版

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まあ、何を今更で基本中の基本ですが、すぐ分かる仕事のできる人、できない人の見分け方には3つあります(私の考えでは)。

1)朝の挨拶
2)朝一番に来て仕事を始めること
3)机の上に余計なものが一切ないこと(=整理整頓されている)

このうちの2)について述べた本です。
一応、私は上記3つをクリアできてるかな。高校生の時に、クラスで一番最初に登校して日経新聞にマーカーで色塗ってた嫌な奴だったから・・・(苦笑)。

でもって、興味のない授業は自主カット(休講)と称して、勝手に早退して図書館でお勉強する益々やな奴だったりする。まあ、朝から学校さぼってロードショーの封切りに行ったりする良い子だったりもするのですが・・・。

さあ、余談は別にして本書の内容について。
朝一で仕事を始めると、さすがに10時には終わりませんが、だいたい午後1時か2時には終わるでしょう。ルーティーン系の仕事は。

でもって、それ以降はじっくりと時間をとって本を調べたり、試行錯誤しながら、新しい企画や業務ツールを考える時間(最近、企画関係のお仕事に絡まないのでツール系ばかりですね)です。だいたい一日に3~4時間はこれに当ててるかな?

集中すると1時間半ぐらいで、能率が落ちるので適当に雑用やメールで入ってくる仕事の依頼をパラパラと処理。細切れの単発仕事で気分転換したら、さらに一時間集中。でもって、定時上がりって感じですね。

今の仕事は、信じられないほど早く帰れるのが長所。以前の仕事は拘束時間長かったからなあ~。無駄に時間を食う会議や打ち合わせにほとんど出なくていいのが助かります。他の部署との調整も最低限でいいのが嬉しい♪ 協力会社や子会社、取引先などとの調整や進捗管理は、魂を削るからねぇ~。

そんな私の当たり前の経験からも、本書に書かれているのは正論だが、私にとって得る物はほとんど無い。

朝、出社時刻よりも1時間以上早く来るのも昔から当然やってます。ただ、会社のロックが開かないので仕方なく30~40分前に着いて、朝一でメールの処理をします。だいたい夜帰ってから翌日の朝までに20~30通あるので不要なもの半分~7割は即削除。即座に返信すべきものと、当日中に確認・調整・実施後に返信すべきものとを分けて、当日中のプライオリティーを決定。

勿論、朝会社に来る前の電車の中で、当日の to do list をイメージし、おおまかな段取りを決めてあるのでそれに朝のメールでの分を追加して修正する。

メールに対応しながら、パラレルでルーティンのデータ抽出をかけているうちに会社としての始業開始。

本書で書かれているのは、上記レベルの話です。恐らく、やっている人は既に実践されていることばかりでしょう。

逆にちょっとおかしいと思ったことがあったのでそれをメモ。
ボイスレコーダー等でメモし、後で文書化するというのは、信じられないほど無駄! 口頭で話す速度でキーボード打てるでしょ、普通。
同じことを二度するわけだし、それをメールに転用することを考えると、ボイスレコーダーを使う人の気が知れない。

会議でもあんなの使う人がいるが、絶対にその場のメモの方が有用だし、効率化につながると思う。

あと今時FAXなんてうんぬん言ってるが、信じられないね。まして緊急の場合は、メール&電話で確実に相手を捕まえる事が必須! FAX送ったって、それがその人のところに届くまでの時間がもったいないし、部署によっては翌日まで届かない可能性がある。論外の発想でしょう!!

また、メールの返信は午後とか書かれているが、これも論外!
朝9時までに来たメールは、基本10時までに返信。何故なら、こちらの回答待ちで相手が仕事を保留している可能性があり、速やかな返信は相手の為であり、それがフィードバックされて自分の仕事も速くできることにつながる。

午後にまでメールの回答を溜めておく人は、絶対に仕事ができない人だろう。まして会議等で離席の多い人は、一日のうちで数回はメール確認の時間を強制的に確保し、回答すべき。周りの人の足を引っ張るべきではない!

私は、仕事の区切れごとにメールをチェックし、すぐに回答できないもので朝一に来たものには、いつごろ回答できるかだけでも先に連絡しておく。向こうが急ぎなら、即座に連絡が来るか、あるいは他の人に依頼するか、選択権を相手側に委ねる事が大切だと思う。

また、午後に来たものでも基本はその日会社を出るまでに処理する。未処理にしておかざるを得ないものは、翌日以降の処理のスケジュールを仮決めし、相手側に連絡しておく。これも基本でしょう。

朝一で会社に出て仕事をしていない人が貴方なら、読んでおくべきかな? 自分が既に本書のタイプの人なら、あえて読むところはありません。
【目次】
巻頭インタビュー 明日から朝型人間になってデキる人になる!仕事で差をつける!

朝型人間インタビュー スペシャル・3大インタビュー 朝型人間はみな、増収増益だ!

第1章 朝10時までにできることはこんなにある!―パワーモーニンガーになるために!
第2章 朝を120%使いこなす情報ツール術―モーニング・マネジメントの実践
第3章 朝の時間活用!このパターンならうまくいく―モーニング・ハイでデキる人になる
第4章 朝の時間を活用して、デキる人と言われるために―朝の冴えた頭でモーニング・ジャッジ
第5章 人生が一変するパワーモーニング!一流人はみな、朝型人間―パワーモーニングで人生は全開
第6章 朝型人間は脳と身体がすこぶる強い!朝型人間VS夜型人間
図解 朝10時までに仕事は片づける―やればできる!あなたの朝に奇跡を起こす8つの習慣(amazonリンク)

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posted by alice-room at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスA】 | 更新情報をチェックする
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