【ITmediaより、以下転載】いつも思うのだけれど、こういうのって本当に嬉しいよね♪
欧州連合(EU)は8月11日、欧州の書籍や芸術作品をオンラインで閲覧できる「デジタル図書館」を今秋にも公開する可能性を明らかにした。
このサイトでは、さまざまな文化機関が所蔵する芸術作品のデジタル版を、学習、仕事、娯楽目的で閲覧することができる。「このデジタル図書館では、母国にいても国外にいても、手早く簡単に欧州の書籍と芸術を閲覧できる。例えば、チェコの学生がロンドンに行かなくても英国の図書館の本を読んだり、アイルランドの芸術愛好家がルーブル美術館で並ばなくてもモナリザを見られるようになる」とEU情報社会・メディア委員のビビアン・レディング氏は述べている。「豊富なコンテンツを持つ欧州デジタル図書館Europeanaを年内に公開することが目標だ」
しかし、欧州の図書館には25億冊以上の蔵書があるが、デジタル形式で利用できるのは約1%。このため欧州委員会は加盟国に対し、作品のデジタル化に向け、民間とも協力して資金や技術などの問題に取り組むよう呼び掛けている。EUは2009~2010年にかけて、欧州文化遺産のオンライン公開を支援するために1億2000万ユーロを投じる計画だ。
海外の本を読むなんて、昔は入手すること自体が大きな障壁でしたが、今はamazonもあるし、直接海外の書店から購入するのも容易だし、google booksearch やgoogle scholar など便利なものもある。
そしてこのニュースみたいなのがドンドン進めば、たくさんの人が恩恵を受けられますね(笑顔)。エミール・マールの本を、もっとたくさん読みたいな♪
日本には青空文庫などもあるが、著作権期限切れのものをデジタル化して公開するような文化的・教育的価値のある仕事は、国会図書館などがもっと積極的でいいと思うのだけれど・・・?
まだまだ日本、遅いよねぇ~。いちいち国会図書館まで行くのって面倒なんだけどね。ふう~。
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