2005年12月14日

「ノアの大洪水」金子 史朗  講談社

少しは面白いことがあるかなあ~と漠然と読んだのですが、これも個人的には失敗でした。ギルガメッシュ叙事詩をはじめ、世界中の各所に残る大洪水伝説は、実際に古代に起こった事実に基づいているいうお話です。当時の世界の気候や考古学により、科学的に実証された証拠も提示しながら、解説してくれてるんですが、知ってることばかりで・・・。現在では、珍しくもなんともなく、広く知られている以上のものはありません。

ちょっとだけ関心を惹かれたのは、浦島太郎伝説を、日本の古代遺跡が海中に沈んでいることからの郷愁といった観点で見る可能性を提示したことかな? でも、それ以上の深い考察もなく、思い付き以上のものではなかったです。残念ですね。

最近、つまんない本ばかりだったので今日は少しだけ奮発してもっとしっかりした本買ってきました。「魔女狩りの社会史」。これはなかなか読み応えもあるし、内容も充実しててとっても楽しい♪ やっぱり読んでて知的好奇心を刺激されないものは駄目だなあ~。うっ、楽しいです(満面の笑み)。

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posted by alice-room at 22:50| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 歴史A】 | 更新情報をチェックする
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