
あまりこういうのを読んでいると書くのは、正直抵抗を覚えるほど、エグイつ~か、グロイつ~か、救いようの無い病んだ漫画です。
最初、成年ものかと思ったのですが、しっかり一般コミック系なんですね。ビックリしました!
ノリとしては、アングラ系の匂いがプンプンしますね。UG系のサイトとかにホントありそう。ググっても検索できないけど、その筋を辿れば、分かる人ならばきっと辿り着ける、そ~んなネットの暗黒部分と設定がよく合っています。
自称・善人の私としては、たまにUG系は覗き見るだけでしたし、2ちゃんも一時、某板に張り付いて知られておりましたが、カキコもしなくなって今じゃ立派なパンピーの一員ですもん。せいぜいがニコ動を眺めるレベルです。真人間になりました(苦笑)。
まあ、私のことはどうでも良いのですが、作品に出てくるのは、いづれも精神が歪み、押しつぶされ、捻じ切れて、変形したままで固定化してしまったような死んだ方が本人にも、社会の為にもなるんじゃないという人々です。
現実ではあまりお知り合いになりたくないのですが、あまりにも病んでいるが故に、かえって人間らしいのですよ・・・これがまた!
傷ついて、それでも死なずにおめおめと生き恥をさらしつつ、社会に寄生し、あまつさえ、社会へ関与してくるんですよ、これが! 反社会的行為で。
やばいなあ~大学生の時に黒魔術サークル作ろうと思ったのに、軟弱な志の低い人しか集まらず、断念したことを思い出しました。構内で黒魔術の儀式でもやりたかったのに・・・うっ。結局、することがなくて代わりに司法試験の勉強してましたが・・・なんだかなあ~。
その後、いろいろと病んだ方々と接する機会がありまして、どんな人間でも生きていていいんだなあ~と社会の無関心とそれによる許容さ加減に感動したことを思い出します。
他に書きようがありませんが、通常人は読むべき本ではないでしょう。吐き気を催します。精神が沈みます。でもね、もう行き詰っている人なら、悪くないかも?
なんかね、逆説的な意味で人間らしくって、嫌なんだけど惹かれて読んでしまう不思議な力がありますね。ある種の痛快さもあります。悪い奴はみんな死んじゃえば、世界は平和になるのに・・・そんな素朴なことをふと思ってしまったりする私なのでした。おっと、社会で被っている仮面がはがれそうになりますね(フフフ)。
悪人は嫌い、嫌いな人はみんないなくなっちゃえばイイ。
ある意味、とっても刺激的で読まずにはいられない本です。前後関係が分からなくても、途中からでもついていけますね。雑誌に連載されているのも時々読みますが、問題ありません。先日読んだのも面白かったしなあ~。下っ端なんてね・・・覚えちゃいないって・・・。
いやあ~ストレスが溜まると人間はいけませんね。こういう方面へ走りたくなります。自分の良識に感謝!
ちなみにマンティスみたいなの好きだったりする(オイオイ)。
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コメント有り難うございました。