2008年10月28日

「悪魔に魅入られた本の城」オリヴィエーロ ディリベルト 晶文社

著名な学者の蔵書。数奇な運命を辿った本達を通して、本への止み難い愛着と不如意な世界をかいまみることになります。

とは言うものの・・・正直この本、イマイチ面白くない。本に関する話としては、それほどディープなものではないし、奥深い古書の世界を考えれば、なんでもないのでは?と思ってしまうのだけれど・・・。

世界にはもっと凄い話が転がってますからね。

そもそも出てくる本の価値が私には分からないし、本に人生を狂わされた人なんて、それこそはいて捨てるほどいるから。申し訳ないがよくある話でしかないと思う。

それよりも、蔵書に関するエッセイの方がはるかに面白い!
妙に納得し、共感を覚えるのだが、それにしてもわざわざ本書を読むほどの意味はない。貴重な読書時間は他の本に当てた方が良いだろう。ちょうど神田では古書祭りやっていることだし。明日、会社さぼって行きたいなあ~。
【目次】
燃えた蔵書
失われた蔵書
見つかった本
消えた書店
怠慢な図書館員
恩知らずの相続人
エピローグ

蔵書という自己疎外 池田浩士
悪魔に魅入られた本の城 (シリーズ愛書・探書・蔵書)(amazonリンク)
ラベル:書評
posted by alice-room at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする
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