2008年11月29日

「インド細密画への招待」浅原 昌明 PHP研究所

綺麗な表紙が気になって読んでみた本です。最近流行の色鮮やかな写真多数入り&解説文少なめのビジュアル重視本です。

それなりの数、写真が入っているので見た目はいいのですが、解説がお粗末過ぎです。つ~か、よくあるようなインド史に若干のミニアチュールの構図へのコメントがあるだけで、文章に読む価値を見出せません!

受験生の時にBGMとしてシタール使った曲聞いたり、部屋にクリシャナ神のポスターを貼っていた怪しい私的には、残念な本でしかありませんでした。

個人的な希望としては、せっかくたくさんの図版を入れるのですから、図版自体の構図や主題への説明をして欲しかったです。ミニアチュールの本ではなく、観光ガイドに載ってるレベルのインド史の本になっていて、意味がありません。いくら入門書として「招待」をうたっていてもレベル低過ぎです。

ミニアチュール(細密画)関係で満足のいく本をあまり見つけたことがなく、今回も同様で大変残念です。読むに値しません。
【目次】
第1章 インドの細密画との出会い
第2章 インドの伝統的なヒンドゥー教系の細密画
第3章 ペルシャの影響を受けたイスラム教系の細密画
第4章 インドの細密画は語る
posted by alice-room at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
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