それなりの数、写真が入っているので見た目はいいのですが、解説がお粗末過ぎです。つ~か、よくあるようなインド史に若干のミニアチュールの構図へのコメントがあるだけで、文章に読む価値を見出せません!
受験生の時にBGMとしてシタール使った曲聞いたり、部屋にクリシャナ神のポスターを貼っていた怪しい私的には、残念な本でしかありませんでした。
個人的な希望としては、せっかくたくさんの図版を入れるのですから、図版自体の構図や主題への説明をして欲しかったです。ミニアチュールの本ではなく、観光ガイドに載ってるレベルのインド史の本になっていて、意味がありません。いくら入門書として「招待」をうたっていてもレベル低過ぎです。
ミニアチュール(細密画)関係で満足のいく本をあまり見つけたことがなく、今回も同様で大変残念です。読むに値しません。
【目次】
第1章 インドの細密画との出会い
第2章 インドの伝統的なヒンドゥー教系の細密画
第3章 ペルシャの影響を受けたイスラム教系の細密画
第4章 インドの細密画は語る