あくまでも、そういう文化もあるんだ・・・的な雑文として読み流すタイプの本だと思います。
私は行ったことがないのですが、行ったことのある知り合いに聞いた話では、実際に美味しくて大変有名なお店等も載っているようです。
でも・・・正直読んでいて行ってみたいと思うようなお店はあまりなかった。お酒の種類が少ないし、つまみも乾きものや缶詰が多かったり、もつ煮も全然美味しそうではない。
安いのはいいが(安くない店も載ってる)、ありきたりの酒と月並みなつまみだったら、行きたくないなあ~。デパ地下でお惣菜や酒の肴買って、自宅でDVD見ながら、一人で酒飲んでる方が私はいいです。
おそらく私は【野暮】なのでしょうね。本書は私の趣味ではありませんでした。私の場合は、酒がメインではなくて、料理に合わせて酒を変える方なのでお酒は大好きですが、酒だけ飲むのってちょっと・・・。
昨今、立ち飲みが流行ってだいぶ経ちますが、他では食べられないようなものが安く食べられるならいいですが、安いだけで汚い店は、パスだなあ~。一工夫されたつまみが欲しいです。
本書が立ち飲みのバイブル的存在などと書かれていますが、私には全く信じられません。
ちなみに・・・最近のお気に入りの肴は、乾燥させたフィグ(白いちじく)。人に教えてもらったが、キンキンに冷えた白ワインやシシングルモルトと一緒につまむと至福感が味わえます(満面の笑み)。
立ち飲み屋 (ちくま文庫)(amazonリンク)
【目次】
序章 立ち飲み屋のルーツと立ち飲みの流儀
第1章 酒屋の一角はオアシス 納得の酒ラインナップ
第2章 焼き鳥&焼きとんのモウモウたる煙に巻かれて
第3章 酒のあては鮮魚から うなぎ、串揚げまで
第4章 立ち飲みゾーン「神田vs.新橋」徹底踏破
第5章 バッカス&バーフライのスタンディング舞台
第6章 堂々の立ち飲みスポット 根掘り葉掘りガイド
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ラベル:書評