ルーブル入館者が急増 「ダ・ヴィンチ・コード」効果、の記事
【以下、CNNより転載】
パリ――世界的ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台となったフランス・パリのルーブル美術館の入館者数が、05年は記録的に伸びたことが明らかになった。美術館関係者が3日、AP通信に話した。
ルーブル美術館のディディエ・セル氏はAP通信に対して、05年の入館者数(速報値)は約730万人で、04年の670万人から大幅に増えたと話した。美術館は近く、確定値を正式発表する方針という。
セル氏は、若者層をターゲットにした金曜夜の無料イベントや、集客力の高い展覧会の企画などが好評だったことに加え、小説「ダ・ヴィンチ・コード」の影響もあっただろうと見ている。
ただし小説の影響は、それほど「巨大なものではない」というセル氏は、トム・ハンクス主演の映画版が春に公開されれば、さらにルーブルの入館者も急増するだろうと予測している。