
山にこもって修行していた少年が立派な侍(さむらい)になる為、社会勉強をしようと街にやってくる。(「刀語」ではない!)
居候先は、とある寂れた街の道場。4姉妹の女性だけとの共同生活に次々と訪れるハプニング。まあ、舞台設定から、ストーリー展開に至るまで、極めてオーソドックスなラブコメです。
何事にも冷めた態度の街の人々の中で、時代錯誤的に生真面目な少年が、真摯に取り組む姿勢と情熱で周囲を巻き込み、影響を及ぼしていく。
まあ、これも王道中の王道ではありますが、読んでいて清々しく気持ちがいいのは、やっぱり『正論』の良さでしょうか? 淡い恋心などの描き方も昭和初期かと見紛うばかりですが、今の時代にあえてそれをやるのがいいんでしょうね。
最近のアニメにしろ、漫画にしろ、定番中の定番をあざといまでに徹底した方が成功している気がします。中途半端はいけませんね。
本作も舞台じたては、古風ながら、ヒロイン役は相当あざとい巨乳の優等生だし、貧乳ありの、眼鏡っ娘ありときっちり揃えています。まあ、ほのぼのラブコメというのは、毒がなくていいものです。
どうしても毒のあるものばかりだと精神にも良くないのでたまにはこういうのも口直し的に良いかと・・・。そこそこ楽しく読みました。
そういえば、リアルタイムでアニメ化して放映中みたいです。コレ。
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