2009年04月24日

「真庭語」西尾維新 講談社

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刀語で出てきた真庭忍軍関係のエピソードが独立したもの。一話毎に、別な忍者がメインで紹介されている。正直、刀語がなんだかなあ~というカンジだったたので、期待していなかった。

期待ぐらいのレベルかな? 読み易いという意味でのラノベというなら、まさにその通りですが、読んで面白いかというと疑問符がつく、そんな感じですね。

どうしても西尾氏でなければ書けないという作品ではありません。ひねりも世界観も驚愕もありません。二流どころのラノベ作家さんで十分書ける水準です。物足りないです。

才能が枯渇したとは思いませんが、最近読むたびに失望ばかりで悲しいです。できれば、新作の発表期間をもっととって、以前のような刺激あふれる、才気の散りばめられた作品世界を楽しみたいですねぇ~。

でないと・・・
過去の作品でしか、語られない作家さんになってしまいそうです。私の中では。それはとってもイヤなのですが・・・・。

出版社さんに、消耗品にされないように願うばかりです!!

とりあえず、新しいラノベ探そうっと。

真庭語―初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)(amazonリンク)

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posted by alice-room at 09:09| Comment(2) | TrackBack(2) | 【書評 西尾維新】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
alice-roomさん、こんにちは
『刀語』本編よりは、『真庭語』のほうが面白いと思いました。
第1話の密室トリックはわりと気に入っています。
ですが、仰るとおり他の西尾作品と比べると明らかに見劣りすると思います。
続編や番外編ではなく、制約なしに自由に書いた新作を読みたいものです。
TBさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。
Posted by lapis at 2009年04月25日 10:49
lapisさん、確かに真庭語の方が楽しく読めました。同感です。
制限とか制約があればあるほど、作品の枠が狭まってしまうのかもしれませんね。大好きな作家さんだけに、また読んでいるうちにヤラレタ~!とか思う作品を期待したいですね。
TB有り難うございました。
Posted by alice-room at 2009年04月26日 13:04
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