2009年05月10日

「海外ブラックロード―最狂バックパッカー版」嵐よういち 彩図社

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怪しい人々の誘いと分かっていても、あえてどんなものかという怖いもの見たさでついていく場面など、旅慣れた人としてはちょっと馬鹿っぽい部分が散見されるものの、基本はそれほど危ないことしている訳ではなさそう。

世界中のあちこちに行っていて、私などは本当にその一部しか行ったことないのだけれど、ここに書かれていることはたぶん事実ですね。私も知っていることが多々あったし、もっと凄いことをいっぱい見聞きしましたよ。

そういう意味でいうと懐かしいというか・・・ちょっと旅していたことを思い出しました。

ブラジル懐かしい~! リオではオールナイトでディスコをうろついていたっけ? そのまま翌日は、片道2回も飛行機乗り継いでマナウス行って、アマゾンの熱帯雨林を川下りしました。全然寝ないままで、その日は4回も飛行機乗ったし、いやあ~タフだったなあ~(笑)。

サンポウロのリベルダージはイマイチでしたが、アウグスタね。あったような気がする・・・。ドラッグがどうとかそんな生易しい話ではなく、空港から市内へ向かう道で小銃で撃たれた襲われたとか聞くし、タクシーに乗っていて大きな30センチ以上の石をフロントガラスに落とされたとかね。まあ、普通に私も経験しましたよ。

人身売買やらなにやらキナ臭いお話は、嫌ってほどありますよ。ヤクザが当時日本から出入りしてたそうだし。

そういやあ~タイで私も詐欺にあってエライ目に遭ったな。大使館に電話したり、詐欺集団とグルのツーリストポリス連中とかともいろいろね。英語で4時間以上も粘って、騙されたカードの支払いをキャンセルすべく苦労したのもいい経験です。50%バックまでしかできませんでしたが・・・。大使館の人がそれでも驚いていたのが印象に残ってます。

韓国だろうと、タイだろうと男性が一人旅なら、必ず女いるかと聞いてくるのは世界中どこでも一緒ですね。クサいるかと聞くのも同様。そんなのにムキになってもしょうがないし、いちいち誘惑にのっていたら、今頃日本で働いてなんていられません!

まさに自己責任で勝手にしろってね! 自分で意思表示できなければ、あっという間に食い物にされて捨てられるか、殺されてますからね。

でも私は絶対にドミトリーとか治安の悪い安宿は泊まらなかったなあ~。せいぜい三ツ星レベルは確保したい。ブラジルは心配だったのでフランス系の五つ星ですよ。宿ぐらい安心したいもの。

でも、プラハでは治安が良かったので、個人宅へホームステイみたいな感じでしたが、清潔で快適でした。昼間疲れ過ぎて、早く寝てしまい、夜中に目を覚ました後、深夜の2時頃、プラハの路地裏を徘徊していてのはさすがにドキドキしましたね。

魔女とかゴーレムに会えそうな感じでした(笑顔)。

とまあ、私の方が行ったところは数少ないですが、本書の内容以上のことは語れそうですね。まあ、本当に旅している人ならみんなご存知のレベルだと思います。たま~に海外放浪してた奴と話し合うと、洒落にならなくディープな内容になって困ります(苦笑)。

日本語だとさすがに数少ないので2ちゃんねるとかの掲示板あたりになってしまいそうですが、英語で検索すると海外旅行の超・ディープなネタは嫌ってほど&くさるほどありますよ~。

売春やらドラッグ系の話は、本当に多いんですよ~。あと世界遺産関係も豊富ですね。もっとも宿情報は、安宿過ぎて私には意味無いんですけど・・・。

イスラム圏と中南米、もう一度行ってみたいなあ~。
明日会社に行くのが嫌になってきましたよ。困った&困った。

最近流行のインフルエンザのせいで、エアーチケット安くなるかな? 給油サーチャージも7月以降なくなるようだし、夏はフランス辞めて南米もいいかも? 一人旅も悪くないけど、怒られちゃうかな?

全然、書評になってませんが、最後に少しだけ本書の感想を。
ツアーで旅行する人と、個人で旅行する人は、同じ海外旅行でもご存知のように全く意味が違います。ツアーでしか行かない人、行けない人には想像もつかない旅になりますが、個人で行っている人なら、この程度のことは普通に知っている、そういったレベルのお話です。

ブラックロードとかいうけど、決してブラックではないです。あまりに期待し過ぎると悲しいかも? ただ、最近一人旅してないので読んでみると、いろいろと思い出してまたどっかにふらっと行きたくなります。全て捨ててしまってね。

時々ちまちまやっているのが無性に嫌になって、生きている実感が欲しくなったりする。そういう意味では、海外一人旅とベンチャーで無理無理の仕事を強引にしている時って、似たような充実感があるかもしんない?

最近、いろんな意味で辛いなあ~。現実逃避したいッス!(遠くを眺める目)

本書で触れられていたイスラエル。知人がイスラエルの多国籍企業で働いているが、全然イメージと違うなあ~。まあ、ドクター持っている人がたくさんいるような企業と、末端で異なるのはどこの国も一緒か。一度は、行ってみたいかも?

あと全然違うんだけど・・・。
去年か友人が職場に研修に来ていた中国人女性と結婚すると言い出したのを思い出した。滞在中は何でもなかったのに、帰国してから結婚して日本に住みたいって、どう考えても・・・お前騙されてるよ!

何度説得しても分からず、まして抗うつ剤の薬を服用している時にそういう決断はしてはいけないの本人も分かっているのに・・・どうしようもなくてねぇ~。

中国に別な男がいるらしいとか自分で言って、さんざん諦めるとか言ってたのに、また結婚するとか言い出して、救いようがない。中学以来の友人だったが、もう5年間は君と会わないといって一切の連絡を取るのを辞めたが・・・正直悲しい限りだ。

本書でも冷静になれば分かるであろうに、商売女に騙されて貢ぐ男が多数描かれているが、いっぱいいるんだよね。本当に。まあ、理屈で言っても絶対に分からないから、騙されて捨てられて傷ついてボロボロにならなければ、駄目なのだろうけど・・・。

以前いた会社にも奥さんと離婚して、タイの女性に貢ぐおっさんがいたなあ。会社も切られて転職した後も、毎月仕送りし、3ヶ月に一度くらいタイに会いに行っているどうしょうもない人が。

いろいろと思い出すことが多く、かなりブルーになったかも? 明日会社行くのやだなあ~。小学生のような軟弱の精神の私でした。
【目次】
ブラジルの連邦警察に連行される
『コ』の闇両替
ファベイラだけには立ち入るな
新聞紙強盗をパンチで撃破
ダマされるやつが悪い
カオサンで殺された日本人
リオデジャネイロの夜
「クサ」なら1人でヤッてくれ
石川君、ドロンズに会いにいく
ボゴタやハーレムは危険なのか?
強盗に遭ったらどうする?
高山病と戦う
「楽」な移動で「時間」と「安全」を買え
イエローモンキー イン パタヤ
メキシコのバーでタカられる
ガラの悪いコロンボのTシャツ売り
ハバナの街はボアッチだ
ハバナのチーノ攻撃
海外悪質タクシー事情
嫌なタクシーに当たらない方法
荒木の周りは強盗だらけ
「しまった、ヤられた」
ある旅人の引退
プータにハマっていく金ヅルたち
プータを人間として見ない韓国人
野次として使われる「プータ」
サンパウロの夜遊び
カフェ・フォド
アウグスタ
レベルの低いボアッチ
コンパニオンとヤレる国・ブラジル
パッポンのゴーゴーボーイ
タイのプータにモテる条件
世界マズい物紀行
アウシュビッチとビルケナウ
カンボジア キリング・フィールド
体臭文化
計算できるか?
「安い」が利点のバングラディッシュ航空
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ラベル:書評 海外旅行
posted by alice-room at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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