世界で3400万部を売り上げたベストセラー小説の映画化「ダ・ヴィンチ・コード」(監督ロン・ハワード)の前売り観賞券が、驚異的な勢いで売れている。5月20日の公開の18週前にあたる今月15日の時点で、すでに5000枚を突破。大ヒット作「ハリー・ポッターと賢者の石」などよりも早いペースを記録しており、興収100億円も狙える“好発進”となった。
米国の作家ダン・ブラウン氏(41)による同名小説は44カ国語に翻訳され、日本では04年5月に発売されて以来250万部を突破する人気。多数の関連書籍が発売され、テレビで特集番組が組まれるなどブームを巻き起こし、同11月に映画化が発表されると世界中で話題になった。
元日から東京、大阪などの9大都市29館で前売り観賞券を発売したところ、15日には5000枚を突破。これは、同じくベストセラー小説を映画化した「ハリー・ポッターと賢者の石」(01年)の8週前、「ロード・オブ・ザ・リング」(02年)の7週前に匹敵する驚異的な記録だ。
また、映画の前売り券が発売されるのはたいてい公開の2、3カ月前のため、公開(5月20日)の20週も前から前売り券が発売されることも異例。配給のソニー・ピクチャーズは「原作の人気に加え、ハリウッド映画で初めてルーブル美術館内で撮影したことなど話題性も高く、観客から待ち望む声が多いので早めに発売を始めた」と理由を説明。「ハリー…」は興収203億円、「ロード…」も92億円の大ヒットとなったことから、興収100億円を見込んでいる。
ハーバード大学のロバート・ラングトン教授(トム・ハンクス)らが、レオナルド・ダビンチの名画に秘められた暗号を解き明かすミステリー。ブラウン氏は現在、ラングトン教授が別の事件に挑む作品を執筆中。関係者によると、その作品の映画化も決まっており、今後、人気シリーズ作品になる可能性も高いという。
ええっ~、実はまだ前売り買ってなかったりする。先週末買いに行くはずが雪降ったので、中止になってしまったんだけど…。な、なんかマズイ雰囲気が。今週末は早めに買いに行こうっと!! 思ったより日本でも人気あるんだね、ちょっと意外でした。