2009年07月11日

Let's note(CF-T4)のHDD交換

先日、中古で購入したノートPC(Let's noteのCF-T4)。全然問題なく使用できていて、今度の京都旅行で活躍してくれそうですが、気になる点が1点!

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CrystalDiscInfo でハードディスクの状態を見ると、健康だし、使用時間も5000時間台で問題無さそうですが、使用時にカシャカシャ音がするんですよ~。ファンレスで、他の部分がほとんど音しないので特に気になってました。

おそらくHDDを交換しちゃえば、改善するだろうし、PCのトータル性能もUP!な~んてことを考えておりましたが・・・・旅行前にいじくって、失敗して肝心な時に使えない・・・な~んて馬鹿な事態だけは避けようといじくるのを我慢してました。

でもでも、今週末急に暇になってしまい、手持ち無沙汰の余り、つい・・・旅行中に使えなくなってもかまいやしないぜ、若者(馬鹿者)は NO FUTURE だぜぃ~とか、悪魔の囁きにそそのかされ、急遽、PCのHDD換装に着手しました。

いじくる前に、まず予備知識の確認。
Let's note(CF-T4)のHDDは東芝製のMK4025GASLでロジック系が3.3V・駆動系が5.0Vの特殊なHDDらしいのです。従って、普通の2.5インチのUATAのHDDにただ置き換えたんでは駄目なんだって!

今時、製造中止のUATAの2.5インチで更に特殊って、なんか追加の金かかりそうでせっかく安く買ったノートPCの意味ないじゃんと一時は諦めかけましたが、実は、私持ってたんですよ~そのHDD。

使えないメディアプレイヤー用に購入して取り付けたものの、あまり使わず放置していたソフマップの中古未使用品80GBってのが、まさにうってつけ!!

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SEAGATEのST980210A(80GB)ってもので、ネットで調べてみると、ピンに加工することで見事に成功例も見つけられて、いよいよやる気になりました(笑顔)。

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まずは41ピンと44ピンを折って、絶縁代わりにセロテープ巻いておく。

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ネジを外すのですが、種類がいろいろと違ううえに、数が多くてかなり面倒です。

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私は、ノートPCの底面をコピーしておいて、そこの該当するネジ部分にテープでそのまま付けて紛失防止とネジ整理に使用しました。

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薄っぺらな金属片で留めてあるのですが、なかなかうまく外れません。マイナスドライバーを差し込んで持ち上げつつ、後ろのひっかけてある部分からずらして外します。

他の部分でもそうですが、少しづつ動かしてどういう構造になっているのかを理解しましょう。考えながらいじれば、気付きますが、強引なことは禁物です。

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これは、下の方(写真では右の方)にずらすことで外れます。そのまま外側に引っ張ってもとれません。

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キーボード部分の上側からゆっくり動かすと外れます。外れたのがこの状態。

どこから取れるのか、最初全然分かりませんでした。先達者のサイトを拝見しつつ、考えながら、やってみましょう。

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キーボードをつなぐ奴の上にある金属片(放熱板)は、接着剤 シリコングリスでとめてあるだけなので、それを剥がすとこんな状態になります。

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分かりにくいのですが、プラスチック部分のすきまにちょうどマイナスドライバーを入れるぐらいの余地があります。注意深くそれをずらして緩める構造です。

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緩めたら、キーボードへ繋がっているケーブルが外せます。この構造も知らなかったので、最初はおっかなビックリでしたよ~。

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ようやくお目当てのHDDが見えてきました。

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実は、HDDは単なる黒い紙に包まれて、黒ビニールテープで固定されているだけです。

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ジャンパーピンは、特にいじる必要ないんですね。ただ、元々のHDDに繋がっている部分を外して、新しいHDD(ピン折り済み)に換装して戻せばOKです。

ここでキーボードケーブルなどを繋ぎ直し、キー入力できる状態に戻したうえで、本格的に固定する前に電源を入れる。

F2などで、BIOS画面が正常に起動していること、キーが正常に反応していることなどを確認したうえで、いよいよ固定作業に移る。

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戻す際にHDDの空間が狭くてなかなか入りませんでしたが、なんとか納めてテープで軽く補強しました。

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この金属片(放熱板)を戻すことを忘れ易いので要注意!
だって、一度忘れたまま、作業を進めてしまい、慌てて外して付け直したりする。

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ジャーン、完成!!

何気ない作業にも関わらず、二時間以上時間かかりました。
う~、こりゃ暇な人以外お薦めしないなあ~。確かにメーカーに委託してやってもらったら、それなりのお金とるのも分かる気がします。

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全体像は、こんな感じ。

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光源の関係で、テカっているように見えるが、いわゆるテカリや文字のかすれ等は皆無。液晶のムラやドット抜けもなく、かなり素敵な感じのおもちゃです♪

で、この後は・・・。
外付けDVD-ROMから起動させて、OSのインストールCDでHDDをNTFSフォーマット。40~50分かかった。

フォーマットが完了したら、途中でCDをTRUE IMAGEの起動用CDに交換。

別途USBの外付けHDD内に保存してあるバックアップファイルを使って、元々の設定環境を復元しました。ここで約30分。

BIOSの起動の設定をローカルのHDDに変えて、XP起動。ネットにつながることを確認しました。おお~、HDDの動作音がほとんど無音に近い。

苦労した甲斐がありました(満面の笑み)。ついでにデュアルブート用になっているubuntuの起動も確認。保存してあったニコニコ動画などを再生して、音が出る事も確認して最終的に完成。

いやあ~、だいぶ遊べました。他にもっと有意義なことできたのに・・・とか野暮なことは言いっこ無し。

私もたくさんの方のサイトを参考にさせて頂いたので、誰かの為に役立つかもしれないので、この記事書いておきま~す。

大変参考になったサイト様
Panasonic Let'snote テンプレ Wiki
Let's note「CF-T1」で遊ぼう
あらざねblog Let's Note CF-T4 HDD換装メモ

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posted by alice-room at 21:08| Comment(6) | TrackBack(0) | 【備忘録B】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このページを参考に、自分のT4もHDDを交換し、さっき無事に終了しました。
豊富な写真と細かい説明のおかげで、初めての交換でしたが、うまくできました。
貴重な情報をどうもありがとうございました。
Posted by kokoro at 2009年10月12日 02:31
kokoroさん、こんにちは。
少しでもお役に立ったようで何よりです(笑顔)。
私自身も作業時、たくさんの方のを参考にさせて頂いたので少しでも他の方の役にたてれば、大変嬉しいです♪
コメント有り難うございました。
Posted by alice-room at 2009年10月12日 12:37
「キーボードをつなぐ奴の上にある金属片は、接着剤でとめてあるだけなので」

接着剤じゃなくて、シリコングリスですね。
Posted by toto at 2009年10月22日 01:28
totoさん、こんばんは。
ご指摘有り難うございます。はい、おっしゃられるようにCPUの熱を放熱板へ伝導させる為のシリコングリスです。
失礼致しました。該当箇所、訂正しておきます(お辞儀)。

Posted by alice-room at 2009年10月22日 20:14
分解サイト探してここに辿り着きました。画像付きで非常にわかりやすく参考になりました。ありがとうございます。
Posted by 参考になりました at 2012年02月23日 21:28
少しでもお役に立てたなら、何よりです。
コメント有り難うございました。
Posted by alice-room at 2012年02月25日 07:33
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