2009年08月15日

「絶望の書・ですぺら」辻潤 講談社

エッセイとか小説とかの断片を束ねたもの。ロンブローゾの「天才論」の翻訳で著者を知っていたので読んでみたのですが・・・。

いらんなあ~この手の本は。何を思ってのキリスト教徒だったり、放浪の日々か知らんけど、本書に書かれていることに共感も覚えないし、何らかの意味も見つけられない。

ただ、ただ時間の無駄ではないかと・・・・。

同じ無駄なら、他人の読むより、自分で適当にダラダラ書いてる方がいいな。自分の日記とかの方がよほど面白い。

自分以外の人と、飲みながら話す方がよほど楽しい♪ 旅先で知り合った人との会話や、初めて見る景色、ふと気付く些細な事。著者の経験を追記しなくてもいくらでも自分で体験できるものの方に価値を思えます。

何を思っての絶望なのでしょうか? 正直うざい。希望があるなら、努力すればいいし。絶望しかないなら、生きていてもしかたないと思うのですが・・・。

どんな環境でも、「努力」というとおこがましいが、とにかく行動すりゃいいジャンで終りです。もっとも私も暇になると、考え過ぎてしまい、どうにも現状のまま生きていることに耐えられなくなって・・・ふと現実逃避しちゃうから、人の事言えないなあ~。現実逃避だもんな。

ただ、絶望したことはないけどね。電車に飛び込みそうになったことはあったけど・・・。

まだまだ、やりたいことのある私には、本書を読む無駄な時間はありません。お薦めしません。

絶望の書・ですぺら (講談社文芸文庫)(amazonリンク)

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ラベル:書評
posted by alice-room at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 小説B】 | 更新情報をチェックする
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