書かれている内容はもっともであり、よくあるものなのですが、本書よりももっと効率的な手法が他の本で紹介されており、また、もっと具体性と説得力・応用力に富んだものを読んでいるので、私には無駄でした。
また、2005年ベースの話なので、ツール等に関しては、全て古い感じがします。ほぼ陳腐化しており、普遍性のある方法論としては、弱いし、説明うまくないことが分かります。
本書を読むのに使った30~40分は、自分のやり方を再認識することに使いました。
以下、抜粋メモ:
情報整理7つの原則
1)夢・目標の原則・・・情報整理の目的の認識
2)一箇所の原則
3)サイズ・形統一の原則
4)日付・情報元の原則
5)インデックスの原則
6)クロスリファレンスの原則
7)1件1リファイルの原則
メールですが、私はあえて振り分けないようにしています。時系列処理が基本。但し、古いものではなく新しいものから順次処理し(何故なら、複数やりとりされた案件なら、最新のものを見れば、全ての履歴も同時に追えるし、処理が必要か否かも分かるので)、関係ないのはその場でドンドン削除します。
そして、すぐ処理できるのはその場でドンドン返信。その後に手動で保存用フォルダ内の該当フォルダへ振り分けます。未処理分は、そのまま当初の受信フォルダに残しておくので逆に既読でそこにあるのが未決のものや経過待ちであることが分かります。
また、メール受信時にポップアップでメール内容の表示は絶対にさせません。注意力が削がれ、業務効率が落ちるので、仕事をしていてちょっとした区切りのついた数分から10分程度の単位でメールの有無にかかわらず、確認します。
それが逆に、未処理で残っている仕事を確認することになり、一日単位でも仕事のペース配分にもなっています。
稀に緊急メールもありますが、本当に緊急なら内線があるはずですし、離席中はメールの確認もしていないので結果的に同じなので、それは考慮に入れていません。今は、業務上、外国とのやりとりないからね。
何よりも不要なメールを保存しておくことでメーラーが重くなり、快適な速度が維持できなくなる方が嫌です。
また、凝った壁紙を設定していたり、デスクトップにショートカット等アイコンがたくさんあるPCを見ただけでこの人仕事できないんだろうなあ~とマジ、思います。
だって、いくらメモリ積んでも処理速度遅れるもん! ましてexcelやACCESSのVBAで大量のデータを処理させると、そりゃなかなか帰ってきませんって!
アプリを必要以上に開いているのも効率が悪いですが、仕事遅い人、本当にごちゃごちゃ開いてるんだよなあ~。
ショートカットの利用も必須でしょう。その為にわざわざ使用頻度が高く効果的なショートカット一覧も教えても、覚えなければ、使わなければ意味つ~の。あ~あ。
いささか職場での仕事の段取りの悪い人を思い出してしまいました。そういう人こそ、勉強して欲しいんだけど、そういう人に限って努力しないのは、やはり世の常ですね。
ブラウザですが、私はメインcromeで、サイト情報をメモしたい時とかはFirefoxでgoogleノートブック使ってます。ただ、IEでしか使えないものもあるので3種併用が基本になってます。
でも、速度最優先の私は、ほとんどcromeだなあ。本書でいうような起動時に早くする為に、ホームをブランクにしとくなんてこと無意味だもん。
それよりも使わないサービス止めたり、レジストリ掃除やデフラグでPCの操作速度や処理速度の改善に努めた方が、よっぽど仕事速くなるかと・・・。
まあ、ワタミの社長の本やレバレッジ系の本の方が良いかと思いますよ~。本書は、よくある本の一つ以上の価値はないです
【目次】情報整理術 クマガイ式(amazonリンク)
序章 夢を「より早く」「より確実に」かなえる方法―時間と情報をいかに味方につけるか
第1章 クマガイ式情報整理「七つの原則」―私が二十年心がけている情報整理の基本ルール
第2章 クマガイ式情報整理術「デジタル編」―一日に五百件のメールを処理する私のパソコンの整理法
第3章 クマガイ式情報整理術「アナログ編」―デジタル全盛期時代でもアナログツールとの併用がベスト
第4章 夢をかなえるための情報収集術―有益な情報の集め方と活かし方
第5章 夢をかなえるための時間節約術―段取りと小さな工夫の積み重ねが時間を増やす
第6章 ITを使った情報収集&時間創造プラスα―ちょっとマニアックな私のIT活用術
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