日経新聞を読んでいて初めて知りました。
ドラッグデザインとは、動物実験や臨床試験(治験)に入る前の新薬候補化合物をゴンピューターでデザイン(設計)して作り出す技術。病気の原因となるたんぱく質の立体構造をDNAの塩基配列や分子と分子の相互作用などから割り出し、たんぱく質とうまく結合して働きを変える低分子化合物を探し出す。
シミュレーションで薬を探索するというアイデアは、大変面白いですよねぇ~。
DBをベースにして、そこに一定の規則性や法則性のもとでシミュレーションして、新たに生成されるであろうものから、想定される性質・成分を評価して、求めようとする水準に合致するものを選ぶというのは、興味をそそられます。
私が経験したことは、既存のDBから、一定の規則性を見つけ出す事で類型化し、優良顧客層予備軍を選別することでした。それらの予備軍(見込客)に対して効果的な販促企画を立てることで、それらを低コストで儲かる顧客に育てることまでがお仕事でしたが、う~ん、本質的には近いものを感じます。
一般的には、信用調査の手法としても利用されてますが、どんどんのその適用範囲が広がっているんですね。ふむふむ。
早くSQLと統計の復習やっとこうっと! 今、読んでるSQLの基本書は簡単でもう読み終わってしまうので、ドンドン進めねば。やる気が湧いてきました。
治験ナビ・フレーム ドラッグデザイン
ドラッグデザイン(Drug Design):治験ナビ・フレーム リード化合物
リード化合物から周辺化合物を作る際、時には何百万通りもの組み合わせが考えられる場合があります。
だからと言って、コンビナトリアル・ケミストリーによって、ただやたらに周辺化合物を作り出しても、後でその中から有益な化合物をスクリーニングするのに時間がかかるだけで無意味です。
周辺化合物の合成においては、効果的・効率的に行うことが重要です。
新薬開発研究者は、試験を繰り返す過程で、化合物から得られるさまざまな情報を読み取りながら、さらに必要な情報を得るためには、また、より新薬にふさわしくなるような性質を得るためには、 化学構造のどの部分をどう変えればいいのかを推理します。
この過程をドラッグ・デザインといいます。
リード化合物(e):ブログ内関連記事
簡単に言えば、新薬候補化合物のことです。
製薬協の定義によると、薬理活性のプロファイルが明らかであり、これを化学的に修飾することで活性の向上、毒性の減弱が期待できる新規化合物。
新薬の開発は、まず、リード化合物を見つけ出すことから始まります。
創薬研究プロセスの中で最も重要な過程だと言えます。
このような薬剤が開発可能なのではないかというアイデアが発案されると、あらかじめ用意されている膨大な化合物群(化合物情報データベース)から、あるいはその目的のために新たに合成された化合物郡の中から、新薬として最適な化合物(リード化合物)が選び出されます。
新薬開発(医薬品開発)とは、このリード化合物をさらにより高い薬効を持ち、なおかつより高い安全性を持つ物質に変えていくというリード化合物の最適化を繰り返して、最終的に薬として完成させていく作業であると言えます。
リード化合物の最適化リード化合物を化学的に修飾することで、より活性が高く、物性、薬物動態、毒性の面でも改善された、最適な開発候補化合物を見出すまでの創薬プロセス。 (製薬協による定義)
「週刊 金融財政事情 2008年7月7日号」
「週刊 金融財政事情 2008年7月7日号」補足メモ
「図解 データベースマーケティング」奥山真一郎 日本実業出版社
「データマイニングがマーケティングを変える!」SASインスティチュートジャパン PHP研究所
ラベル:ニュース