2009年09月23日

東京散策シリーズ~柴又帝釈天(20090921)

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パリ行きのエアーが高かったので断念し、草津も熱海も宿が取れなかったので都内散策でこのシルバーウィークとやらを過ごしました。

以前、一度くらい行ったことはあるもののほとんど記憶に無い、柴又帝釈天に行ってみました。

お約束ですが、寅さんの銅像が駅のまん前にあったりします。

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短いながらも参道を進むと、両脇にお店が続きます。

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さて、道の先には帝釈天の山門が。

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歴史をみると、古いものではないようですが、ここの木彫りの彫刻は、一見に値します。彫刻を見るためだけに行ってもいいぐらい。

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日蓮宗のお寺なので、法華経にちなんだ仏教説話をテーマにしたものだと思うのですが、これがなんとも素晴らしい!!

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浅学の悲しさが、彫られている主題が分からないのは、なんとも残念なのですが、私が都内近郊で見た彫刻の中では、秀逸の巧みの技かと。

しばし、延々と門の写真が続きます。

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この左下方にある、鯉と泡立つ波などもなかなかの技量だと思うんですが・・・。

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口からモクモクと出ているのは、煙草みたいにも見えますが、空也上人の口から吐く言葉が仏になる図像にも通じるものでしょうか?

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この門がびっしりと彫刻で埋っています。

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この幾何的な図像がこちらのお寺の印しみたいです。

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手前の濃い緑の松もなかなかの枝振りです。

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こちらは水盤を支える唐子でしょうか?

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金網越しながらも生き生きと彫られた鯉君達。この手のくり貫く彫刻は相当難しいはず。

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こちらは花々。

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門にこうして寺の印しが彫られています。なんか、恰好いい♪

残念ながら、本堂の彫刻は撮影禁止ということで写真が取れませんでしたが、そちらも当然、見る価値のある彫刻でした。あとね、有料の彫刻ギャラリーというのもありました。

人が混んでいて、入るのは止めてしまいましたが、今度はもっとすいている時に行って見てこようと思います。

結構、近いのになかなか行く機会がありませんでしたが、もったいなかったですね。日光東照宮とは、豪華さではかないませんが、純然たる彫刻だけでみたら、相当いい勝負になるのではと思います。

個人的にはこういう渋いのは大好きですね。是非機会があれば、皆さんもどうぞ!

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posted by alice-room at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 【旅行 散策D】 | 更新情報をチェックする
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