だいたい、例としてあげられている内容が貧弱すぎてなんの為にあるのか、意味がわからん。だったら、DREAM GATEや商工会議所主催の「創業塾」にでも参加しましょう。
あちこち私も顔出してましたが、あちらの方がなんぼかマシで使えます。絶対に!!
本書を読んで、「ふむふむ」とか「なるほど~」とか納得してしまった方、絶対に起業はしない方がいいです。起業に失敗している私が書くのもなんですが、こんな甘いもんじゃないです。
間違っても貴方の考える事業計画では融資おりませんよ。私は保証人無しで公的融資を受けて、全額きっちり返済しましたし、少なくとも取引先や関係者に金銭的な迷惑はかけずに済みましたが、本書はアマアマで語る言葉もありません。
少なくとも自分の所属する部署の実績でトップにぐらいはなってから、考えましょうね。逆に言えば、それぐらい頑張れる人なら、本書に書かれていること以上のことを既に知っているはずですし、実践できているはずです。
簿記も二級ぐらいはおさえておきましょうネ。私も一応、それぐらいは勉強しました。
率直なところ、本書の内容レベルは、本にするほどのものではありません。手頃のところでは、日経新聞朝刊の「私の履歴書」に書かれているオーナー起業の創業者の話がはるかに役立つような気がします。
【目次】「身の丈」起業のすすめ (講談社現代新書)(amazonリンク)
第1章 身の丈起業
第2章 起業する前に
第3章 起業する時に
第4章 会社を大きくしたくなった時に
第5章 上場したくなった時に
第6章 「いい仕事」って何だろう?