
(ルパン三世の原作者)モンキー・パンチの挿絵が入っていて、おおっ、なんか珍しい♪ ただそれだけで購入を決めた本です。
だって、中身無さそうだし・・・。
実際、たいして面白くはない。あまりにもありふれたタイムマシンを道具立てに使った、ドタバタ喜劇。
倒産しかかった映画会社が起死回生の策として行ったのが、まだ実現可能か不明なままの科学者の発明品、タイムマシンを利用した過去へのロケ隊派遣&映画撮影。
銀行団から最後通牒を突きつけられるその直前に、一発逆転が可能な大ヒット見込みのある作品を作れるか?
現地人をエキストラに使用し、制作費の削減と撮影時間の超・超短縮を実現しつつ、リアルな迫力のある冒険物を作ろうとするまさに夢のアイデア!
しかし、その実現には、数々の苦難がつきもので・・・。そして、それには当然お約束のタイムパラドックス的なアレがつきもので・・・。
う~ん、ベタベタ過ぎっスね。設定から何から、まさにパターンの極みです。
でも、挿絵だけで持っていても許せるかもしれない。そういう本です。
テクニカラー・タイムマシン (ハヤカワ文庫 SF 193)(amazonリンク)