2009年10月19日

「日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象」学習研究社

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なにを今更なのを承知であまりに流行遅れと知りつつも読んでみたが、結構面白い。

すっかりドラマとかのストーリーを忘れていたが、TVドラマの「トリック」好きで映画とかも観ていたファンなら、やっぱり読んでおくべきでしょう。

上田教授の生い立ちから、教授になるまでを描いた部分に、各ドラマでの上田教授視点による活躍の記録。

第3章にいたっては、おまけ的な上田教授のお部屋拝見、山田奈緒子のインタビュー、ヅラ(?)の刑事さん達の会話等々、盛り沢山の内容になっています。

活字の異様な大きさと共に、結構こだわりまくって、ネタ満載で書かれているエンターテイメント精神には、思わず拍手を送りたくなるくらい。

読んでいて、どっかで読んだような既視感を覚えたが、そうまるで日経新聞の「私の履歴書」のような素晴らしさでした。おじいさま達の自慢話のアレです(笑)。

自分視点での自慢さ加減は、まさにそのまんまで好きだなあ~。

ドラマ中を振り返る部分の説明では、助手の貧乳、もとい山田と上田教授の驚くまでの相違が際立っていて秀逸です。まるで小説「藪の中」みたい?

まあ、そうなふうに考えなくても端的に、エンターテイメントとして面白いので、ドラマを観ていて楽しかった人は、是非読んでおくべきでしょう。

続編作ってもいいのになあ~。また観たくなりました。

日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象(amazonリンク)

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ラベル:書評 トリック
posted by alice-room at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする
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