2009年10月21日

「碁娘伝」諸星大二郎 潮出版社

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目に留まるとほとんど考えることなく、購入している諸星氏の作品です。今まで読んでいて「はずれた~!」と思ったのは、ほとんどないですね。

民俗学に絡んだ作品や中国の神仙、怪異などを扱った志怪小説を題材にしたものが特徴ですが、本作品も舞台は古代中国になっています。

仇を討つ為に、磨いた碁の棋力と剣術の技を武器に、魅力的な女性が活躍する物語となっています。

この淡々とした展開の中に、一本筋の通った真理 or 摂理? をカンジさせるところがあり、読後にも余韻があります。

もっとも普段の作品よりは、それでも余韻は薄いほうですね。ただ、読んで悪くない作品だと思います。

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ラベル:コミック 書評
posted by alice-room at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする
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