2009年11月01日

第50回東京名物神田古本まつり(20091031)

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毎年行っているのだけれど、今年も行ってきました。いささか義務感のような・・・今年に入ってからもブログには書いてないものの、なんどかあちこちの古書展行っているのですが、欲しい本がない・・・。

最近、本当に無いのですよ・・・!

ネットでいろんなことが調べられ、古書店の目録がネット上で調べられてしまうので、本当に欲しけりゃ、たいがい入手できるし、入手しちゃっているしね。

私は稀覯本コレクターではなくて、単純に知りたい情報が欲しくて本を読む人なので、いざとなれば、国会図書館に行って読んじゃうし。面倒だけど、確実に読めるからね。

そんなこんなで、購入意欲がおそろしく低い中でのお出掛けでした。

たぶん、掘り出し物もないだろうと思ったのですが・・・。う~ん、本を見てるとやっぱり欲しくなるなあ~。読みたくなる。会社に行って、新しい動作をするプログラムを作るのも面白いけど、ずっと本を読んでいたい誘惑にも囚われますね!

本が売れないというだけあって、古書の相場は、確かに下がっていると思います。ネット店や素人せどりとの競合もあるでしょうし、高い金出して本を読む余裕のある人は、限られるでしょうしね。

今回も思いましたが、年寄りつ~か、自分含めて少なくとも若者でない人ばかりでした。もっとも学生だったら、平日行くでしょうし。

前置きがうだうだと長いが、予想に反してやっぱり欲しい本がありました! ちょっぴり反省。

どんなに無数に本があり、ネットで調べられても、書名も知らない本、現時点では関心さえ持っていない本でも、本棚に並んでいる書名が目に入り、あるいはたまたま手にとって急に関心が湧き、読みたくなるものってあります。

あと、以前は関心があったけど、時の忘却の彼方で忘れてしまったジャンルや書名など。

改めて、たまには違う環境で本との出会いを作っていかないといけないなあ~と思いました。(そういやあ~最近、オフ会や合コンに出たこともないので、人との出会いも少ないなあ~。ちょっとそれも問題)

一人旅にでも出ていないし、自分自身も小さくまとまりつつあって良くないなあ~。仕事のスケールも小さいけど、志まで小さいのはいけませんね!!(反省)

ようやく本題。

今回、目に付いたのは澁澤さんの本が以前にも増して安いです。相場の価格が相当に落ちているのを実感しますね。あと、近世文学とかの本が大変安かった。非常に綺麗な本が500円ぐらい。説話系の話や怪談もあって買おうか迷ったけど、結局、別な本を買ってしまい、重くて買えませんでした。

洋書は、あまりめぼしいもの無かったかも? exlibis絡みもあったけど、こちらは結構高かった。

地獄絵図もあったんだけど、かなり大きくて場所を取るうえ、値段も安いとは言い難かったのでパス。絵がもうちょうい多ければ、買う気だったんだけど・・・。
今回の購入品は2点。
「アルゴリズムの論理学」田代博司 北樹出版 600円
「美しき時祷書の世界―ヨーロッパ中世の四季」木島俊介 3000円
アルゴリズムは、プログラムの処理を考えていて、もっと勉強せねばと痛感したのと、どこぞのそれ用の薄っぺらな知識よりもこの手のは、根本的な思考方法を身に付けたほうが、はるかに応用が効くのが分かっているので一度きちんとした本を読みたかったので。

内容は思いっきり、徹頭徹尾、論理のお話です。定価の3千円出して読破する自信はないものの、とりあえずチャンレンジする勇気の出る値段でしょう。図書館で借りると、かえって断念しそうだし、買って目に付くとこにおいてプレシャーをかけることができそう(笑)。

次は、もう何度も読んでる&見てる、時祷書の本です。

ハードカバーでない方は、2冊ほど持ってましたが、こちらのハードカバーのは、絶版後プレミアムがついて入手できないでいました。

ほとんど新品と変わらない美品で、定価以下で買えるとは実にラッキー♪ いい本だけど、9千円は出したくないしね。

つ~か、あれだけの人がいても誰の目にも止まらなかったし、買われていなかったというのが、不思議だあ~。

まあ、以前の時も澁澤さんのサイン本も誰も買ってなかったし。本は自ずから所有すべき主を選ぶということなのでしょう。

あとは、エミール・マールのサイン本が欲しいなあ~。フランス行った時に探してみようか? 真冬に大聖堂に延々とたたずんでステンドグラス見てるのは辛いもんなあ~。輝きも夏とは違うだろうし、来年の夏までそちらは御預けか、ちぇっ。

今年の冬は、どこ行こうか???

それはともかく、3日の祝日も行ってこようかな? 

【追記】
行ってきました。
第50回東京名物神田古本まつり(20091103)~その二

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posted by alice-room at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 【備忘録B】 | 更新情報をチェックする
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