映画の「ドグラマグラ」で強烈な印象とともに記憶され、地獄絵図などを見ていても大変気になっていること。
こういうのを採り上げられる日経は、それだけでも価値あるなあ~。
さて、本題。
九相図(くそうず):
野に打ち捨てられた死体が腐敗し、白骨となって朽ち果てていく。その過程を九つの段階に分けて描いた絵画を指す。
源流は仏教の「九相観」(肉体が滅びる九つの段階を脳内にイメージし、煩悩滅却を目指す修行)に基づく。
九相図資料集成(岩田書院)。
九相図資料集成―死体の美術と文学(amazonリンク)
う~ん、この本か欲しいな。買うか?
こないだの神田の古本まつりでは、図版が少なくて地獄絵図は購入しなかったけど・・・。ちょっと高いなあ~。
西洋の死体観とは、違うのが興味深い。「天人五衰」とかのイメージとも違うのだろうけど、あちらとの関連も気になるなあ~。
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「屍体狩り」小池 寿子 白水社
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