でね、電撃じゃん、ラノベじゃん、正直それほど期待していなかったけど、思ったよりも正統派だったりする。アンソロジーではないんだけど、異なる作家さんが「4月」というお題で、様々な切り口で書いているのは、なかなか面白い。
最初は、まーちゃんの入間氏の作品だけがお目当てだったんですけどね(笑)。そちらはまあまあかな? しかし、こちらでも刃物振り回してる・・・・つくづく危ない人達が主役ですね。
まあ、今の日本の誇る電波系、アキバ系の第一人者でしょう!(誉め言葉になってる?)
予想とは違うものの、他の作品もなかなかに味わいある短編集になっています。昨今、つまらん小説が多い中では、こちらの方が読み応えがあるように思います。玉石混交はもちろんですが、読んで悪くないかな?
食わず嫌いせずに、いろいろと新しい本にチャレンジしたくなりました。ちょっとファンタジーっぽいのとかもあり、いい感じです(笑顔)。
【目次】電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2009年 05月号 [雑誌](amazonリンク)
4月、それは―旅の始まり 時雨沢恵一著. 4月、それは―永遠のかなたの国 古橋秀之著. 4月、それは―わたしの嫌いな月 鈴木鈴著. 4月、それは―寿命。 入間人間著. 4月、それは―きっかけの季節 柴村仁著. 4月、それは―多感な季節 壁井ユカコ著. 4月、それは―桜舞い散る季節 佐藤ケイ著. 4月、それは―変化の季節 来楽零著. 4月、それは―地球侵略の季節 渡瀬草一郎著. 4月、それは―いつか来る春 紅玉いづき著. 4月、それは―嘘の季節 藤原祐著. 4月、それは―死にたくなる季節 中村恵里加著. 4月、それは―眠気漂う季節 水瀬葉月著.