2009年12月06日

「闇金ウシジマくん」1~10巻 真鍋昌平

ナニワ金融道も最初見た時には、えげつなさに驚きましたが、手形や抵当権の話、クレカの枠を現金に替える内容とか、ある程度知っていたのでまだまだ大丈夫だったんですけどねぇ~。

あれは街金でしょう。こちらは闇金だもん。

えげつなさの度合いが根本から違います。街金でさえも相手にしないような、通常の手段ではどうやっても支払い能力のない最低の水準の客に金を貸して、それを回収しようというのですから、もう恐ろしいです。

しっかし本当に良く調べてあるのと、それをきちんとストーリーとして纏め上げ、読み応えのある漫画に完成させているのは凄いと思います。

但し、読むと普通の人でもかなり気分が落ち込むし、鬱っぽくなります。この作品に出てくるような搾取される経験がある人だったら、もう耐えられなくなるんじゃないでしょうか?

それっくらいリアルで恐ろしいです。

そして、誰もが人ごとじゃないってのが、なんともゾクゾクする鬱感を増進してくれます。読まない方がいいとわかっているのに、どうしても手を出して読みたくなるってのも困ったもんですね。

作品に出てくるのは、境遇とか外部的などうにもできない要因で、闇金に手を出せねばならなくなった人達ではなく、基本的に自分の意思の弱さから、現実逃避する為の手段としてギャンブルやクレカでも買い物などに金を注ぎ込みます。

弱いが故に現実を直視せず、苦労して正当な手段で人生に向き合おうとしないので、それを契機にズルズルと資本主義社会の闇の部分に引きずり込まれていきます。

その有様が悲惨過ぎて、どうしようもないのですが、それが読者に与える恐怖感は、明日は我が身ということなのですよ~トホホ。

会社なんかを作るとそりゃあ~、胡散臭い人々が食い物にしようとたくさん寄ってきます。代理店なりませんかとか、備品買いませんかとかね?

設備投資の資金需要にお応えしますとか、そりゃ~いかがわしい限り。異業種交換会になんて出ると、その何割かは確実にカモを探そうとする人達だったりします。人間不信になりますよ。マジに。

独立する前に、いろいろな業界を見て、ヤ印系の人とかとは絶対にかかわってはいけないことや金主の件とか知っていて本当に良かったと思います。

明らかに違法な行為に関わるようなことをしてた人達も知ってますしね。距離を置いて正解だと思いますが、今のご時世、無知は純朴でも無邪気でもなく、罪だと心の底から思ってますもん!

まあ、幸い私は公的機関から融資受けてましたし、事業をたたむ時も全額返済済みで、さらに取引先へも極力迷惑かけず(赤残無いだけではなく、返品まで受け付けたかんね)に十分に時間をかけれたので良かったです。

人間関係や仕事しての信頼関係を壊していないので、いつでもまた事業を始めれば、以前会社と取引再開できるでしょうし、実績があるので今も以前借りた公的機関から融資の案内きますもん。

ただ、率直なところ、紙一重ですね。今の私の生活も。
事業たたんだ段階で貯金も、資本金も実質ゼロになってしまったからね。

身内に借りた金返すのは、一番最後でしたが、それも終えてようやく次の種銭を貯めていたのに、金融危機で追証で強制的に売られちゃったし・・・旅行中で用意してた資金が間に合わなかった!

まあ、もうしばらくは我慢して頑張るしかないんだよなあ~。つ~か、感慨深げにブログ書いてる場合じゃないか? 来年の資格試験に向けて勉強しないと・・・。

午前問題がパスしなかったら、論外なんでまずはそこからやる必要があるのが判明したので、努力しないとなあ~。

さて、一旦話は元の作品に戻る。

『明日への不安』『自分が生きている存在意義の希薄さ』

まさに、どこにも属していない現代人が抱える根本的な問題がよ~く分かる作品です。年収300万円なんとか~とかベストセラーなのに、ゴミのような価値の無い本よりか、はるかにこちらの方が教訓になります。
有意義です。

良薬に口に苦し。で、読んでいても胸が締め付けられるほど切ないけどね。勿論、自業自得ジャンと言ってしまえばそれまでですが、周りにいると切ないですよ。

過労で鬱になってもう何ヶ月も職場に行けなくなってしまった友人や、完全にいってしまった人、いろいろあってもう絶対に職変えた方がいいのに頑張って環境を克服した人、仕事も家庭も駄目になって、離婚しちゃった人とか、一緒にデートしたこともない中国の女性と結婚してとにかく環境を変えるんだという友人とか・・・。

普通にいるもんね。サラ金から、職場に電話かかってくる人って、マジなんだもん!それでもキャバ通いを辞めないリアル勇者様でぇっす!みんな、私が面識のあった人達の事です。昼はOLで、夜は風俗嬢なんてのも実際にいたのにはびっくりした。

とにかく、鬱期の人が読むと、自分の命が危なくなりそうですが、まだ踏みとどまれる人は、これ読んで自戒とすべきでしょう。

個人だけではなく、日本という国家が自殺しようとしている真っ只中ですが、まさに某亀井氏のような方が表面的な優しさで、将来の若者の首を真綿で絞めている構図が目に浮かびます。

世銀やOECDだっけ? 国際機関からも日本の財政政策は、将来への禍根を残すのではって、警告されてんじゃん!異常だよ!

常識で考えて有り得ない話なんですが・・・、それって!

典型的な衆愚政治に堕して国債が紙切れになるのも近そう。自宅近くの新築建売の価格を見てるとビックリしますよ。親が何十年前に買った価格とあまり変わりがないというのが凄過ぎ~。

ヤバイ、自分の将来を考えると胃が痛みます。勉強しよっと。

そうそう、本作品でもきちんと書かれてますが、駄目な人とはきっちり距離置かないと自分が巻き込まれます。これは絶対に大切なことです。

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ラベル:コミック
posted by alice-room at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする
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