確か、以前読んだ本(タイトル忘れてしまった…)で修道院の院長とかがなくなると、その名前の一覧を長い&長い紙に書き、それを放浪する商人などに委ねて各地の修道院などへ回覧し、追悼文のようなものをみんなで書き連ねていくといった習慣のことを読んだ覚えがあります。私的にはそれに類することを期待していたんですが…単なる死に関する西欧の文化論ではね。この程度の考察は自分でできますよ。知りたいのはあくまでも情報や知識であって、考えることは自分でできるのになあ~。
仮説立てたりなんて、昔から大得意!! 以前の仕事もPLAN・DO・SEEは基本中の基本。学問でもビジネスでも企画立てるのなんて誰でもできる。問題はその内容なのに…ネ! 個人的にはもうちょっといい本を書く方かと思っていたので、残念でした。竹下氏の本は、今後評価低くしてしまいそうです。私の中では今までが結構高かったのになあ。
聖人伝がどうのこうの解釈されるのを読むよりは、直接聖人伝の内容を読んだ方がはるかに面白いに決まってます(当たり前ジャン)。
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著作量も多い分、当たり外れもあるということなのかも知れませんね。
「死者の書」ということはアルス・モリエンディの内容とかは書かれてるのでしょうか?
個人的なイメージだと種々の情報を紹介するときの本は面白く、著者の主張が入ると、面白くなくなってしまうような気がします。良き『紹介者』なのかもしれません。
>「死者の書」ということはアルス・モリエンディの内容とかは書かれてるのでしょうか?
いかにして死を迎えるか、という点で本書はあまり触れていない感じです。単純に社会として、またカトリックという組織・制度として死に行く者を孤独にさせない風土がある。そういった感じの話で終始してしまい、鋭い観点から切り込むような考察はありませんでした。ちょっと残念でした…。
でも、竹下氏の他の本なら面白いのもまだたくさんあるかもしれませんね。コメント有り難うございました。