2009年12月28日

「これから学ぶコンピュータ科学入門 ソフトウェア編」鑰山徹 工学図書

来年4月のデータベース・スペシャリスト試験の午前問題の対策用に読みました。

網羅的に基本知識に目を通すという当初の目的には使えたと思います。例題がついており、それを解くことで解説の意味を補える形になっています。

逆に言うと、解説だけは不十分で初心者がこの本だけ読んで分かるとは思いません。初心者がこの本を始めて手に取り、読みこなすのは至難の業かもしれません。

ある程度知っている人なら、割合薄めの本なのでいいかも。短期でざっと流すには悪くないような気がします。

ただ・・・第5章の「構文図と構文記法」とか、説明では全然意味不明。問題をやって、少しだけ説明の意味を類推する事はできたような気がしたが、他のところでも読んでも納得のいかない箇所が多々あった。

個人的にはお薦めしない。もっと分かり易い使える本があるはず。ただ、午前問題はあくまで今年中に一旦終りにしたいので本を探す時間よりも、とりあえず、やっちまうのを優先している。

時間が取れたら、改めて他の本を探してやってみたいが、とにかく今年中にもう一つのハードウェア編も終りにしておきたい。

良かった点もあげておく。本書に限ったことではないが、今までなめていてこの手の基本部分を通して勉強したことがなかったので、気づくことが本当に多かった! 

勿論、部分部分は知っているし、理解もしているのですが、改めて基本的な部分を勉強することの意義に気づきました! それだけでも今回、試験勉強をする価値があったかも。

もっとも、それを試験合格の形にすることでこんなのちゃらいぜぇ~と自信を持って言えるようにしよう!! で、これが計画通りに取れたら、資格の形にしていない簿記2級や証券アナリストも形にしておこうっと。

最近、ようやくやる気が出てきた私だったりする。これはいい兆候かもしれんね。ふむふむ。

ちょっとだけ補足。
今、「人間の考え方 プログラムの考え方」という本を他の本とパラレルで読んでますが、こちらの方がはるかに分かり易く、ポイントを捉えていて勉強になります。でも、その本は試験対策用じゃないので、採り上げている範囲や対象が違うんだよねぇ~。副読本的には良いかも? そちらも明日には読破できるかな?
【目次】
第1章 コンピュータの基本
第2章 オペレーティングシステム
第3章 プログラム言語
第4章 流れ図とアルゴリズム
第5章 データ構造と数理表現
第6章 各種ソフトウェア
第7章 システム開発
第8章 データベース
これから学ぶコンピュータ科学入門 ソフトウェア編(amazonリンク)
ラベル:書評 情報処理
posted by alice-room at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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