
【ロイターより、以下転載】
[ロンドン 27日 ロイター] 米作家ダン・ブラウン氏のベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」をめぐり、歴史学者2人が出版社を提訴した裁判の審理が27日、ロンドンで始まった。原告は、自分たちの著書のアイデアが盗用されたとしている。
訴えを起こしたのは、1982年に出版された「レンヌ=ル=シャトーの謎 イエスの血脈と聖杯伝説」の共同著者であるマイケル・ベイジェント氏とリチャード・リー氏。
「ダ・ヴィンチ・コード」は、イエス・キリストとマグダラのマリアが結婚して一児をもうけたとするような展開があるが、原告側は自著の骨子であるそのアイデアが盗用されており、著作権が侵害されたとして、出版元のランダムハウスを訴えた。
この日の審理で裁判長は、インターネットが普及した現代において、出所を特定するのは困難との見解を示している。
前々から話題になっていた裁判、ようやく始まったみたいです。でもさあ~、マグダラのマリアがイエスの子供を産んだというのは、フランスの一地方にも伝わる有名な伝承でもあるし、必ずしもレンヌ~の著者達の専売特許でも何でもないんだよねぇ~。勿論、ダ・ヴィンチ・コードは、彼らの本に触発されたのはダン・ブラウン自身が明らかにしてるけどさ。ちょっと、それは違うでしょうってカンジだよなあ~。去年もルイス・バルドュー氏が裁判で争って負けたけど、また同じようなことしなくてもねぇ~。
「ダ・ビンチ・コード」は盗作!?=出版差し止めで映画公開に暗雲か
【以下、転載】
【ライブドア・ニュース 02月28日】- AP通信によると、全世界で2500万部を売り上げ超ベストセラー小説となったダン・ブラウン原作の「ダ・ビンチ・コード」(2003年に出版)に盗用疑惑が持ち上がり、出版元のランダムハウスが27日、提訴された。著者のブラウン氏は来週にも、同裁判所で証言を行う模様だ。同作品は米国俳優のトム・ハンクスさんとフランス女優のオドレイ・トトゥさんの出演で映画化され、5月19日に封切られる予定だが、裁判の行方によっては、上映も危ぶまれている。
訴えたのは、1982年に発表された「聖なる血と聖杯:The Holy Blood And Holy Grail」の著者マイケル・ベイジェント氏とリチャード・リー氏で、ブラウン氏が自分たちのアイデアを盗用し、著作権が侵害されたとして、「ダ・ビンチ・コード」の出版元であるランダムハウスを相手取り、出版の差し止めを求めている。
両作品はともに、イエス・キリストが聖女マグダラのマリアと結婚して、子をもうけ、今日までキリストの血統が続いているとの仮説を基にしており、「聖なる血と聖杯」では、キリストは十字架にかけられて死んだのではなく、フランスで生きていたとの説を展開している。
自身を熱心なキリスト教信者とするブラウン氏は、裁判所の外で記者会見し、「キリストが結婚しているとの仮説はまだしも、キリストの復活に疑問を抱くことは、キリスト教の根本的な信条に反するものだ」と述べ、疑惑を否定した。ランダムハウスも疑惑を否定している。
これも同様の記事ですが、映画公開差し止めなんて有り得ませんって(笑)。他の海外のニュースでも思わせぶりにそれっぽいこと書いてる記事ありましたが、それはむしろ宣伝用のブラフでしょう。まあ、ライブドアさんのとこのニュースだから…やらせ当たり前、なんてネ。
関連ブログ
「ダ・ヴィンチ・コード」、盗用疑惑で再び提訴される
「レンヌ=ル=シャトーの謎」 柏書房 感想1
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NY州裁判所がダ・ヴィンチ・コードが盗作でないと判決
「フランスにやって来たキリストの弟子たち」田辺 保 教文館
このニュースは私も昨日、 NHKニュースで聴きました。
ニュースでは原告の名前は紹介されませんでしたが、
やはりマイケル・ベイジェント氏とリチャード・リー氏でしたか。
やっぱりという感じですね。
ニュースでは映画の公開には間に合う時期に判決が出るような話でした。
ライオンキングが手塚治のジャングル大帝の盗作かと言われた時、
息子さんはディズニーにまねされて光栄に思うはずとコメントしていましたね。
ダヴィンチコードが売れ過ぎたやっかみでしょうか?
昨日TVでこのニュースを知り、何も調べずに、記事にしてしまい。。。少々反省しております。。。(なにせ、当の本さえ読んでいないのに・・・)
こちらのブログを読ませていただいて、沢山勉強になりました。ありがとうございます!
TBさせていただきました。。。
裁判の目的は、なんなんでしょうね?一番妥当なのは、自分達の本を売るための宣伝行為というような気がしてならないんですが…。まあ、ダ・ヴィンチ・コードも話題になればなるだけ本もまた売れるでしょうから、どちらも得なのかもしれません。羨ましい(笑顔)。
はるぼんさん>こんばんは。TB有り難うございます。私の場合は量はありますが、結構薄っぺらなんですよ、実は(苦笑)。こちらこそ、これからも宜しくお願いします。
まあ、いろいろと話題豊富ですが、肝心の映画も面白いといいのですが…?いささか不安だったりして。
裁判に負ける可能性もあるが和解金を積めば解決可能とのこと。
原告側はダヴィンチコードのおかげで自分たちの本が売れ出しただけでは不足で、
和解金でもっと稼ぎたいということでしょうか、、、
参考文献として挙げ、原告の名前もアナグラムで使い十分敬意を示したのにのにどうして?
ってところでしょうか。