
去年から楽しみにしていた稀覯本のイベントです。3年に1度の開催だったっけ?
2010年 国際稀覯本フェア Tokyo International Antiquarian Bookfair 2010←公式サイト
サイト上ではあまり出品目録が載ってなくて、私の好きなのあるかいささか懐疑的な気分でお出掛けしたのですが、想像以上にいろいろなものが出品されてました。

高価なものは公式サイトの方にも載っていますが、目録の方に詳しく出ていて眺めているだけでも結構、楽しめます。
手持ちの株でも売れば、ある程度のものは買えるかもしれませんが、生活できんし・・・。自分で会社作って上場でもしない限り、ちょっと買えそうにありませんけどね(涙)。
でも、素敵な本をたくさん観れて満足(笑顔)。まさに眼福でした!
奈良絵本って、改めて見ると彩色が鮮やかなんですね。地蔵縁起(御利益譚)みたいなものから、あのダーウィンの署名入りの本とか、ウィリアム・モリスのオリジナル版とか、おおぉ~とか思っちゃいます。

こちらはケルムコット・プレスの奴。
私の好きなデューラーの図版や、相当綺麗な手彩色写本の一頁とか、欲しいなあ~。本当に。前回の時も同じようなこと言ってた気がしますが・・・ふう~。

今回は、鯰絵とか百鬼夜行図とかもありました。グーテンベルク聖書の1頁もあったしね。インキュナブラ・・・。博物学関係のものとかも。
本だから、お金があれば買えるんですねぇ~しみじみと・・・・。
iPhoneで読む本もいいのだけれど、ヴェラム革の本のあの感触・手触り感は捨てがたいでしょう。まして、歴史に残る稀覯本ともなれば。
また、「ナインズ・ゲート」とか見たくなっちゃいました。
そういえば、イタリア政府(?)とgoogleがアンティーク・ブックのデータ化に合意したとかいう記事を先日読みましたが、ネットでまたそういうのが見られるようになっていくのは、本当に幸せです。
と同時に、リアルな本の素晴らしさも無くならないんでしょうね。
まさに眼福な一日でした。実はそのあと、上野の西洋美術館でモローの作品を、水彩画含めて4点も(!)観れたので最高に幸せでした♪
上野公園の入口では、桜ももう咲いていましたよ~。
ブログ内関連記事
2008年 国際稀覯本フェア初日
「百学連環-百科事典と博物図譜の饗宴」印刷博物館
昨日までジェラルディン・ブルックス著「古書の来歴」という本を読んでいました。「サラエボ・ハガダー」という実在するユダヤ教の稀覯本(サラエボの国立博物館が所蔵)が登場する小説なんです。
物知りのアリスさんならこのハガダーについてもご存知ではないですか。初歩的なことを記事にしてくださったら嬉しいなあ~。ぜひお願いします。
ちなみにこの本、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが映画化権を獲得しているそうです。
いえいえ、残念ながら、私知りませんでした!
逆にとっても面白そうな情報、どうも有り難うございます。
興味湧きました。情報集めてみたいです。もし、何か分かりましたら、書いてみますね。
世界には、いろんな謎や稀覯本が満ち溢れているんですね♪ ワクワクしちゃいます。
大阪のマリアさんがあげてらっしゃる「古書の来歴」
なんだか面白そうですね。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズが映画化権を買った
というお話ですが、すなわちハリウッドが食指を
動かすエンタメ性もあるってこと。
(彼女がアートシアターのみ上映の小難しい映画
を作るとも思えないので・・・笑)
管理人さんが記事をアップしてくれたら嬉しいです・・・他力本願時住職OZでした(爆)
どうぞ、期待せずに気長にお待ち下さいませ。