
うん、最初と最後、あと途中で本当に脇役としてしか、みーくんとまーちゃん出てきません。
今回の作品だけ読むと主人公どこのどいつ?と思ったりする。
まあ、スパイダーマンよろしくおっさんか、猫かぶりの女子大生か、自殺志願者の流されていく胸のなだらかな女性か、はてさて、ロリコンの探偵か・・・よー訳分からん? マジ?
でもね、表面的にはきわめて普通だったりする。一見すると、みんな一般ピーポーに混ざって演じちゃっていたりする。まるで誰かさんみたい・・・?
でもって、みーまー(と世間ではいうラシイ?)の世界では出てこない、ニアリー著者作品でリンクする登場人物だったりする。病院のお姉さんの関係者だったり・・・。
やらせかお約束か知らんけど、な~んか狭い世界。
もっとも、著者の作品って、最初から最後までコップの中で完結するお話だったりする。自家中毒死するタイプ。
あ~イヤダ&イヤダと言いつつ、近親憎悪しているような自分に気づかされてしまう。従来のこのシリーズ作品をイメージしていると、かなり辛いかもしれない。
なんか酷評とかされてそう・・・。
でも、私はこういうのもスキ・・つ~か、なんか惹かれてしまうものがあったりする。本当に下手すると、普通のありがちな小説になっちゃいそうなギリギリのところで、やっぱり非凡なのですよ、作者様!
かろうじて意味がつながる日本語の羅列なんだけど・・・いろんな意味でなんかかみ合っていない、英語やフランス語よりも意味通じないような気がしてならない。
そんなぞわっとするような、感覚。分かる?
真面目な話、日本語の新しい可能性を見たような気がします。申し訳ないけど、短歌とか詩の批評でよく聞くような新しい感性、日本語感覚の鋭さ、まさにこの作品だと思うんだけどなあ~。
どうやっても私には書けない文章だし、マネしようたって、マネできないスタイル(文体)を感じてしまい、読んでいて劣等感に苛まれます。
あの文章で意味が伝わる(勝手な読者の思い込み?)、紙一重の芸当は、私にはできない・・・・。
そうだなあ~以前、別な意味で衝撃を受けた「PINK」とかと同程度の破壊力あるなあ~。
少し、本の内容に戻すと、本書の巻だけでは全然納得できないまま、アレレって感じで、次に強引過ぎるヒキで終わってます。これ、危険過ぎる行為で普通、できんわ~。
それでいて、実に狭量な、且つ矮小な世界で独り善がりに生きているんだけど、どっかでそれが人間の本質に(普遍的な何か?で)繋がってしまうのが、なんとも困ったりする?
全然、これ読んでも伝わらないのを承知で書いてますが、少しだけ内容について書くと、みーくんとまーちゃんが旅行に出掛けるお話です。
で、そこでなにやら事件に巻き込まれる・・・のか、巻き込まれないのかは本巻では、不明。最後の最後で、明確に絡みそうだけど・・・。
まだ、直接的には絡んでいません。
さあ、次の巻でどうなるんでしょうね。
私的には、ただ&ただ、まーちゃんの幸せを願うのみです。もっとも、まーちゃんは幸せなんだろうね。時々、夜中に絶叫する事はあっても・・・。前後不覚に陥ることはあっても・・・。
現実は、既に現実でさえないのだから・・・。
誰にもお薦めできない本です。でも、一部ファンがいるであろう本です。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)(amazonリンク)
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キーワードでググると何度かこのブログのタイトルを見かけてましたが特に気にせずアクセスもしなかったのですが。
聖母マリアで検索して、とうとうこちらに飛んできて
おお色々読んでらっしゃるー
と目にとまった、まさかの『みーまー』
この作品、私は途中であきたのですが。
ジャンルに見境ない方なんですね。
謎の感動を得ました。素敵です。
完全にジャンルフリーでとりとめのないブログ(笑)になっていますが、ご興味あるようなものがあれば幸いです。
みーまー、かなりのお気に入りだったりします♪
ヤバイんだけど、やめられませんネ。
コメント有り難うございました。