2006年03月11日

「フリーメーソンの秘密」赤間 剛 三一書房

もうタイトルからして胡散臭さが爆発してますが…ふふふ。おまけに著者が書いている他の本は、ヒットラーやUFO、バチカンだもん。いかにも売文で書き散らしてますって感じが漂っています。まあ、ブックオフで100円じゃなければ、死んでも買わない本ですが、こういう本の文章にもたまに興味深い事実があったりする時もあるので一応チェック。

で、内容はというと、フリーメイソンの陰謀論だらけのトンデモ本と思いきや想像以上よりはずいぶんとまともでした。ちょっと拍子抜けしちゃうくらい。情報ソースに、それ本当なの~?というものがあるのはお約束ですが、そこそこ普通の新聞などからも引用されていたしね。

本当は少しだけP2に触れられていたので、もっと詳しい情報あるかと期待していたんですが・・・駄目でした。私の方がもっと知ってるって!(残念)

後は、普通によくあるアメリカ系フリーメイソンや英国系やフランス系のフリーメイソンとかの違いや、シオニズム運動絡みのユダヤ系の話とか。それとバチカンのフリーメイソン嫌いとかね。みんなどっかで聞いたことのあるレベルの話。その他は実際に日本にあるフリーメイソンにインタビューした内容ですが、これも昔読んだことあるような話。全然面白くない。

明らかに誇大妄想的陰謀論もしらけるが、当たり障りのない話の寄せ集めといったところでしょうか。私的にはかなりイタイ本。当然ながら、お薦めしません。もっと面白い秘密結社の本でも探して読みましょう、皆さん。

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posted by alice-room at 00:37| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBさせていただきました。日本でのフリーメーソンの活動という話題として面白かったです。
Posted by bonejive at 2006年06月11日 23:12
bonejiveさん、こんばんは。フリーメイソンっていろいろと広がりがあるんですね。広がり過ぎてよく分からないのもありますが、ちょっと惹かれますね。
Posted by alice-room at 2006年06月12日 23:56
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石の扉
Excerpt: ダヴィンチコードに続いて天使と悪魔も映画化と鼻息の荒いダンブラウンとソニーピクチャーズ。 これをきっかけにフリーメーソン、イルミナティといったものに関する本を探していたところこれを発見しました。 ..
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