
ん~、前巻からの流れが分かりません。前巻の内容を覚えていない私の記憶力の拙さをさっぴいても、不明。
時間的なものは、一応、ぼんやりと分かるのだけどれど・・・・。
ちなみに、この巻でもお話は続きで未完のまま、続巻へ引き継がれます。
まあ、その辺はいいんだけどね。別にどうでも・・・。
今回は、みーくんが主演です。みーくん、張り切ってます。
即ち、いつも以上にボロボロです。
つ~か、肉体的にはまあ、いつのもの方が酷いかもしれませんが、既に言葉というか文章までもが、ついにあちら(『電波』)の世界に行っちゃった感があります。有り過ぎです。
言語崩壊を開始しちゃって、従来に輪をかけて、コミュニーケーションとしての道具としての役割を放棄しちゃった・・・ような?!
ん!でも、それでもかろうじて、それらしいものが分かる(ような気がする)のが凄いよね。読者に、それを感じさせられる(錯覚?)と認識させているのが奇蹟に近くなっている。
編集さん、凄いなあ~。
これ認めて印刷GO出しているのは、蛮勇? 業務怠慢?
校正できないだろうなあ~、つ~か、絶対にしたくないし、コレ。
これiPADで読んだら、文字化けだと思うよね。unicode使えよっとか出版社にクレーム出すかも?
登場人物が次々死ぬ小説は、銀英伝が有名ですが、死に大義名分とは言わないまでも、理由があるからなあ~。同じ小説でも、こちらは、なんつ~か犬死とでも申しましょうか?
存在自体が軽いのですよ。
それでいて、一番軽薄そうな、そうじゃなきゃ存在自体が抹消されそうなみーくんが一番深刻っぽかったりするのは、なんだろうねぇ~。
まあ、私も10代の頃は、人生に生きるだけの価値は無いと確信していたし、人そのものにも無価値しか見出せず、自分も夭折すると絶対信じていたし。
せいぜいこのゲームが終わるまでにやれるだけの事して、さっさと終りにしようと思っていたが、まあ、今は、生きるだけの自分なりの理由が見つかったからね。それがある限りは、生きるだけですが・・・。
そんな理由は、まさに人それぞれで他人にとってはたいしたことなかったりするもんです。逆に、そんな理由も無しに、生きてるなら、さっさと死んでも良いかと心の底から思っていたりするのも事実。
ロジカルな思考は、方法論としては有用でも根源的な生きる価値には繋がらないからね。むしろ、誰でも考えられるレベルというのが合理的思考程度でしかなく、そんなものは、何も生み出さないでしょう。
情熱は、合理的な対象の枠自体を広げることで、モノを生み出す力を有するけど、そこには狂気、あるいは狂信的な執着という『感情』が必要だったりもする。
みーくんのまーちゃんを求める気持ちってば、まさに狂気の感情な訳で、恋日センセーのみーくん好きも似たようなものだったりする(?)のかね。
どうしても、このシリーズを読むと心の底に澱として沈められてきた『想い』が浮かび上がったりする。困ったものだ!
しっかし、毎回思うし、今回なども特に思うが、この本売れているのだろうか? 誰が買って読んでる? 疑問だ。
DVとか世間で騒がれていようと、そういう傍目からみたら、クズとしか思えないような関係に依存する事でしか、存在できない人達も確かに存在するのも事実。
それが社会の場合もあれば、会社などの社畜の場合などもある。
学校の場合なら、自分よりも無能で何もできない先輩に従わざるを得ない部活の上下関係や、教師・生徒の関係ってのもある。
でも、それにしがみつく事で存在できている人がいるのも事実だったりする。ふと、そんなことを思い浮かべた。
帰属意識の極端に薄い私は、部がつぶれても感慨無かったし、学校や会社を離れてもなんとも思わないできたが、まあ、今はちょっとしがらみあって死ねないか。
ふと思ったりするのだけど、著者が、この内容をいつも考えているのだったら、いつ自殺とかしても不思議でないような気がしてしまう・・・。あくまでも、作品と自己を同一化しない割り切れる人であることを願います。
そうそう、けいおんのような「ニートでいいやっ!」っていうのもあれば、この作品のようなニート(もどき)もあるんだなあ~。
(恋日先生は、ニートまっしぐらなようですが・・・・。)
しかし、唯ちゃんはまーちゃんになり得ないし。
さわちゃんは、なれるかもしんない? 自分を偽るのが天性だから、みーくん似かな?
あっ、忘れてたゆずゆずのHAPPY展開は、楽しめたのですが、あのオチは・・・・。まあ、禁じ手の無い作品ですからね。
個人的には、本書も当然禁書扱いでOK。
だと思うんですけどねぇ~。どろどろの情緒性満載の日本的作品ですが、大陸的には理解されないだろうなあ~。
(翻訳されて海外で売られていることには、当然目をつむる)
病んでる時に読むと、心が共振しそうで怖い。
基本、その場その場で自分の想定する役柄を演じている自称役者気取りとしては、仮面を外さないように気をつけねば!
(by ガラスの仮面)
バサ姐の仮面を外した猫ちゃんのようになれなしし。
さて、続編の完結はいつだろうねぇ~。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈9〉始まりの未来は終わり (電撃文庫)(amazonリンク)
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