2010年06月21日

伊バロックの巨匠カラバッジョ、遺骨ほぼ特定

先日採り上げた海外のニュース記事の読売新聞での紹介。

伊バロックの巨匠カラバッジョ、遺骨ほぼ特定
【読売新聞より以下、転載】
イタリアの専門家グループは16日、同国の画家カラバッジョ(本名・ミケランジェロ・メリジ、1571~1610)の遺骨をほぼ特定した、と発表した。

 伊ANSA通信などが伝えた。伊中部で昨年見つかった人骨をDNA鑑定したもので、これまで謎とされてきたバロックの巨匠の埋葬地が没後400年を経て、確認されたことになる。

 この人骨は、カラバッジョが死去したとされる伊中部トスカーナ州ポルトエルコレの地下聖堂で発見された頭骨や大腿
だいたい
骨など。伊ボローニャ大の人類学者らは今年に入って、カラバッジョの出身地の伊北部で、血縁者とみられる「メリジ」姓の住民のDNAを採取、人骨と照合した結果、共通性を確認した。

 人骨からは、バロック期の顔料に含まれていた水銀や鉛が高濃度で検出され、炭素同位体による年代測定でも没年の1610年前後のものと判明。人骨のDNAの劣化で完全な証明はできないが、「85%の確率」で本物と確認できたという。ただ、暗殺や病死など諸説ある死因については、特定できなかった。
あれれ??

私が読んだ元記事では、あくまでも蓋然性が高いだけで、同一人と徳的できるだけの科学的根拠は無いって書いたあったけど・・・。

出たよ! 日本の新聞お得意の曲解って奴!

ニュースとして面白くする為に、都合良く解釈して勝手なこと書くやつジャン。

まあ、日本の大手新聞の一面の記事でさえ、教養あれば、明らかに誤りと分かるだろうって内容のものが散見するからなあ~。

いつの時代でも大本営発表なんでしょうね。読者をなめてるなあ~相変わらず。

まあ、日本だけじゃなくてアメリカのメディアもそういうとこ多々あるようですが・・・・。

ブログ内関連記事
イタリア人はカラヴァッジョの遺骨を発見したかもしれない。
ラベル:アート ニュース
posted by alice-room at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ニュース記事B】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック