
六義園の枝垂れ桜である。毎年必ず来るのだが、普通の桜が満開になるころには散ってしまう。ちょっとだけ背伸びして少しだけ開花が早いのだ、こいつは。
上野など都内の桜はソメイヨシノが多いのだが、この六義園で桜というと、こいつを指す。なんせ六義園には、他に桜らしい桜ないのだから・・・。でもね、入口から入って見るその壮観な姿は、なかなかのもんである。

他の人はどう思うか知らないが、春を代表する枝垂れ桜というと、ここのものと京都の丸山公園の枝垂れ桜が私の思い浮かべる全てである。夜景にライトアップされた丸山公園の桜。清水寺から高台寺を経る小道を歩き、丸山公園で缶ビールを片手にその勇姿にしばし幻惑される。まあ、その後先斗町で軽く飲むのが私のパターン。
今年は、京都に行けないので関東近辺で我慢するか。去年は、タイミングを逃してここの満開が見れなくて寂しかった。今年はまさにドンピシャ!
これこれ、これじゃなくっちゃね。
土曜日に行ったのだが、お出掛け前にデパ地下で酒の肴とワインを確保。駅に着いたら、近くのコンビニで缶ビールも追加確保して準備万端。空気はまだ冷たいものの、なかなかに強烈な日差しは強烈。まぶしさをこらえながら、鮮やかな枝垂れ桜を眺めつつ、飲みつつ食べる。食べつつ、飲む。

酔いが回るごとに、桜はより一段と艶やかさを増し、しばし浮世を忘れさせる。何について語ったかも定かではないが、一緒に行った人との話も弾み、幸せな時間を過ごした記憶だけが残された。

エドヒガンという品種から出来たものなんだね、ここの「枝垂れ桜」って。

散々飲み食いして、お腹がくちくなったら、酔っ払ったままで散策。他の方に迷惑をかけないようにと、それだけは気をつけながら、もう何十回も来ている庭園を歩いてみる。

庭園にはよくある小山を登って眼下を眺める。結構、見晴らしはいいかも?


いろいろなお花も咲いている。春ですねぇ~、ほんと。


近くによってみると、ソメイヨシノよりもかなり色が濃い。桜色というよりもハイカラな(私の歳いくつ?)ピンクだね、こりゃ。私的には、やっぱり派手めな美女もいいかな?こと桜に関する限りは・・・(笑)。

六義園:
1695年に、5代将軍徳川綱吉の側用人柳沢吉保が綱吉から賜った地に下屋敷を造りそこに造成した庭園である。御殿を六義館、庭園を六義園と称した。『詩経』の六義(りくぎ)から園名が名付けられている。江戸初期に完成した桂離宮の庭園の様式を採用し、回遊式築山泉水庭園で、元禄時代の明るいおおらかな気風を反映した江戸大名庭園の代表的なものである。

南北線駒込駅の階段。なんか照明が変わってません? こんなオブジェみたいなのってありなの~?

この窓の形も、なんかSFとかの舞台設定に使えそう・・・。

この天井もよくみると妙に高い。なんか、日本の地下鉄でこんなの初めて見た。映画の撮影とかにも使えないかな~。今の東京なら許可おりそうだけど、いかがでしょう、都知事(笑)。

あの~、地下鉄のマークでSOSってありなんでしょうか?これも初めて見ました!! 今日は初めてづくしの日ですね。どんどん世の中は変わっていっているんだなあ~と変なところで実感しちゃいました。う~む。

思いっきりベタな看板。お店の前にこういうのを作っておく店主。嫌いじゃないです、そのセンス(クスクス)。電話番号を強引に読んでるし・・・「ヤスシ シナイイ」っておいおい・・・(一応、御迷惑をかけてはいけないので写真では番号を消しています)。

赤字の牛・豚肉もいいが、なんせ神風ですよ。さすがジャパニーズ。一味違います。


この会社の取り扱い商品って何??? 非常に気になります。眼鏡じゃないよね、まさか。「目玉」っていう以上、角膜でも売っているんだろうか?気になる・・・。

普段はあまり来たことのない明治神宮外苑である。ここもたぶん、桜が咲いているはず(!)という私の予感は見事に的中。今日は日曜日でいささか雲っているけど、これならOK(笑顔)。

この濃い色の桜は、寒緋桜(かんひざくら)というらしい。ちょっと色が濃過ぎて厚化粧のおばさま(OL)を連想してしまうが、姥桜でもあるまいし、これはこれで良いのだろう。枝垂れ桜のピンクと合わさると、なかなか妙なる競演といったところであろうか。


へえ~、こんなのあるなんて知りませんでした。ユニコーンの間にあるのはポール。で、その上には日の丸の国旗がついていました。でも、この場合、ユニコーンの意味って何?

これもこれも、初めてみました。こんな建物あったんですねぇ~。「聖徳絵画館」だって。なんか国会議事堂をちっちゃくしたようなカンジ。現在、修理中みたいでしたが、直ったら入ってみようっと。こういう建築物大好きだったりする(ニヤリ)。


六義園は大きな枝垂れ桜が一本あるだけで他に桜はほとんだないんだけど、今回の神宮外苑はかなりたくさんの桜が咲いてました。今、いい時期なんじゃない? うっとおしい花見客もいなくてみんなスポーツしてましたよ。まあ、国際競技場だしね。
ただ、ゴザ広げて宴会はできなさそう。それが欠点ですね。私もさすがにここでは桜を見るだけにして、その後は場所を移動し、ビアレストランでたっぷりとビールを頂いたのでした(満足&満腹)。なかなかいい週末でしたね。今週末だともう散ってるでしょうが、平日行けるかたは、行ってお花見もいいかもしれません。

こういう花もありました。
関連サイト
都立公園・庭園案内
文京区の観光案内 庭園
明治神宮外苑
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駒込駅、照明は竹を連想しますね。これらを使って映画撮るなら、最近復活して来た角川春樹氏で帝都物語の続編かと。江戸の地下は将門公のお庭ですから。荒俣氏の帝都物語の近未来編、昭和100年くらいで、帝都水没というのがあり、その作中に彼も出てましたが、その話では、北へ遷都するだとか、桜は鎮魂の樹となってました。六義園と円山公園(祇園さん)のしだれ桜も、地下の黄泉国では繋がってたり、国会議事堂のご本尊が聖徳絵画館だっりするのかも知れませんね。
ユニコーン、向かい合ってませんね。外敵に対して睨みを利かすためでしょうか?
早咲きものはもう開いていて綺麗でした。
我が家のケーブルテレビでは4月末にダヴィンチコード公開に先駆けて7時間程度のドキュメンタリーが3夜連続で放送されます。楽しみです。
どの写真も綺麗で、しばし、東京へお花見に行った気分になれました!
春になりましたね~。
枝垂桜は素敵です。
観たいなあ。
この時期に帰国すればいいわけなんですが、中々うまく行きません。
六義園はやっぱりいいなあ。
ユニコーン、確かに外に向かっての魔除けや威嚇でしょうか?それとも地下に何か禍々しきものが埋められていたりして・・・(ワクワク)。すぐ妄想してしまいます(笑)。
bonejiveさん>皇居周辺もいいですよね。千鳥が淵なんかももう少しするといい季節ですが、人が多くて大変なのがネックですね。
7時間程度のドキュメンタリーが3夜連続―――う、うらやましいです(ニコニコ)。ほんと、楽しそうですね♪ レンヌ=ル=シャトーやマグダラの聖遺物なんかも出るのかな? 私の分まで楽しんで見て下さいね!
独楽知さん>お花見気分になって頂いて、私も嬉しいです♪ もうこの季節になると、なんか心ここにあらずで、いささかふわふわと浮ついた気分になってしまいます。今週末もできれば、近場のお花見に行こうと今からあれこれ考えています(笑顔)。
seedsbookさん>はい、私の予想以上に咲いていました。今日は母が友人と染井霊園までソメイヨシノを見に行ったそうですが、そこでも結構咲いていたそうです。今週末がおそらく都内のソメイヨシノの一番の身頃になりそうですよ~。
なかなか桜に合わせるのって難しいですよね。3日ずれただけで、桜が散ってしまうこともありますし。逆にそれだからこそ、毎年夢中になって桜の開花状況に一喜一憂するのかも? こういう時の日本人って、なんか好きだったりします(笑顔)。
拙ブログにて留守番をしていただき、ありがとうございました。(笑)
それにしても見事な桜ですね!とっても羨ましいです。
去年の記事で恐縮ですが、桜つながりということで過去記事をTBさせていただきます。
こちらはまだ梅も咲いていません。(苦笑)
ああ~、仕事なんてうっちゃって一日中お花見していたいなあ~。
アセビつながりということで、TBさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
今日やっと、咲き始めた山桜を見かけました。
でもこのような満開の桜はまだまだ先のようです。(苦笑)