2010年07月04日

サント・シャペル~フランス、パリ(20100623)

5年ぶりのフランス観光の初日。
先週までずっと雨で、気温が15、16度だったのに、私がフランス滞在中はずっと30度以上で快晴でした。普段の心がけの賜物ですね(エッヘン!)。

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さて、このサント・シャペル。

裁判所の敷地内にあり、たくさん写真は撮ったものの、後日のシャルトル帰りの電車内で誤ってデジカメのメモリを消去した不幸な過失(ドジ)の為、写真はほとんどありません。

23日と24日のデジカメ写真は、一部iPhoneで撮ったものだけ残ってました。残念!つ~か号泣モノ。

もっとも、写真については、後ほど一緒に行ったツレのデジカメ画像でも分けてもらって補足追加予定。でも・・・残念だあ!

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話を元に戻す。

ここサント・シャペルは、フランス国王がイエス様を貼り付けにした確か十字架の聖遺物をGETしてそれを納める聖遺物箱として作り出したもの。

午後の西日が差し込むとチャペルの壁全体が輝きを増し、サント・シャペル全体が光に包まれたかのような状態になるらしい。ただ、それは午後だったりする。(実は午後にも再度いく予定だったけど、事情があって行けなかった)

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今回は、込まない午前中の早い時間帯だったのでそほれどでもない。ただ、見ている間でも刻々とステンドグラスの表情が変わるのを感じた。

でもさあ~、一番綺麗なはずの正面のステンドグラスが修理中だったりする。なんとも残念(シャルトルもそうだったし、今回は修理中が多いんだよね)。

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すいている時間帯のせいか、学校の先生に引率された子供達がたくさん来ていた。怠け者の子供らしく、すぐに椅子に座ろうとする。先生が椅子に座らないで他の人々に迷惑をかけず、ちゃんと説明を聞きなさいと言っている様子が、どこの国も一緒だと思った。

でも、フランスの女の子は実に可愛らしい。15歳以下限定でフランスのロリータは世界最強だろう。映画見てもしばしばそう思うのですが・・・。チェコやブラジル旅行中にも見かけたが、この真実は不変ですネ。

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ここのステンドグラスって作成当初のものかな?パリのノートルダムとかほとんどのステンドグラスは、野蛮なフランス革命で破壊されているけど。

確かに美しいのですが、私的にシャルトル大聖堂と比較すると、正直それほどとも思わない。あまりに明る過ぎて、いささか平板な印象を受けてしまう。

でもなあ~。時間帯によってステンドグラスは劇的に異なる容貌を見せる、女性のような存在なので一面では判断できかねますね。

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是非、時間を変えて観に行きたかった。今度は、正面ステンドグラスが修理中じゃない時に時間を変えて何度か行ってみたい。(日曜日も行ったけど、あまりにも観光客が多くて、並んでいる列を見て断念。列長過ぎだろ~。


あっ、ステンドグラスの足元にいる人物たちは聖人達で確か12人だったかな?

この後、徒歩で橋を渡って今回の目的の一つ、国立中世美術館へ。楽しみだあ~♪

中世美術館1回目~フランス、パリ(20100623)

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「ステンドグラスの天使たち」志田 政人 日貿出版社
「世界ステンドグラス文化図鑑」ヴァージニア・チエッフォ・ラガン 東洋書林
ゴシックのガラス絵 柳宗玄~「SD4」1965年4月より抜粋
「聖遺物崇敬の心性史」秋山 聰 講談社
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posted by alice-room at 12:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 【旅行 散策D】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きれいなお写真、ありがとうございます。

サント・シャペルって、あちらの聖堂にしては珍しく(?)けっこう極彩色みたいですね。

ステンドグラスですが、手許の『図説 大聖堂物語』によると、「フランス革命以後多くの窓が失われ…19世紀半ばに修理の対象になっているが、13世紀半ばの盛期ゴシック様式を代表する重要な作品である。西側のバラ窓は、当初のテーマである『黙示録』を維持しつつも、15世紀末につくりかえられた」とあり、美術館送りになったものもふくめて相当数の窓が失われているようですが、一部については13世紀当時のものもあるみたいです。また「いささか平板な印象」というのは、15の窓が限界に近いほど大きく配置された建て方にもあるような気がします(行ったことはないですが、なんとなく)。

あちらの女の子ですが、映画「ポネット」に出ていた子はたしかにかわいかったですなあ(サント・シャペルとまったく関係ない話で失礼)。
Posted by Curragh at 2010年07月05日 22:21
Curraghさん、こんばんは。
はい、かなり明るい色彩のステンドグラスでした。礼拝堂自体が非常に太陽光を採り込む構造なので、キラキラするのですが・・・いささか深みのある色は・・・・?

勿論、好みがありますし、好き嫌いが分かれるところかもしれません。

>フランス革命以後多くの窓が失われ…19世紀半ばに修理の対象になっているが

パリとか大都市の教会のステンドグラスはあらかた壊されたという記憶はあっていたようですね。情報どうも有り難うございます。

しかし、その本読んだはずなのに・・・全然覚えていない悲しさ。まあ、そんなものでしょう(笑)。

でも、一部は残っているんですね。古いのも。

後ほど、個人的には一押しのシャルトルのステンドグラスが大量に紹介しますので、また宜しければ見て下さいね。

「ポネット」未見です。今度、気をつけてみます。私は「ビリティス」とか結構印象に残っています♪

フランスの少女は本当に愛でるべき対象ですねぇ~。日本で匹敵できるのは、若紫ぐらいかと・・・。余談が過ぎまして失礼しました(笑顔)。
Posted by alice-room at 2010年07月05日 22:49
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