シャルトル大聖堂2~フランス(20100624)
シャルトル大聖堂3~フランス(20100624)の続き。
さて教養あふれる(?)私としては、ステンドグラスの図像について解説などしたいところですが・・・・教養無いから、分からない(涙)。
いくつか手元にある本を調べれば、一部は分かるけど、面倒なんでそこまではブログでやらないです(笑)。

この辺のステンドグラスは、午前中や昼間と比べるとだいぶ色の深みが増している。本来だったら、映らなかったはずの写真なんですが・・・。
それはこういうわけです。
夕方5時台の電車で帰ろうとすると、シャルトル駅の自動券売機の前でもたついているフランス人カップル。
思いっきりもたついてくれて、電車の来るまでに乗車券買えなかったんです。彼らの前にもう1組いて、その次が私達だったんだけど、前の1組は、彼氏が切れて怒りまくってました。うちとこも微妙に切れかかってたけどね・・・・(オイオイ)。
なんせ一時間に一本なんで、しかたなく次の6時台の切符を買うと、シャルトルへ大聖堂へ逆戻り。

せっかくなんで、改めて写真をいっぱい撮ったのでした。さすがに工事も終り、騒々しかった堂内に静けさが戻ってきました。正面の扉が閉じられ、本来あるべき姿のシャルトル大聖堂の静寂と暗闇が訪れます。
おかげでようやく、ステンドグラス本来の輝きを写せることになりました(満面の笑み)。
今回、ブログに載っているステンドグラスは、かなりの部分その5時以降のものです。色が違うからねぇ~。



たくさんの巡礼者が触れたであろう柱は、人の脂がしみこんでいるのかこれ以上ないくらいスベスベの手触りです。

外の彫刻は、昼間にたくさん撮ったので夕方は、少ししか撮ってないので数が少なかったりする。シャルトルの人像彫刻は、ロマネスクを引きづりながら、まさにゴシックへ移行する過渡期の作品として有名で、それらだけでも十分に一見の価値があるからね。
上のは、フライング・パットレス。垂直にかかる力が、壁を外向きに倒そうとするのでそれをピンポイントで支えることで均衡を維持する仕組み。
時計なんかも渋いよね。


このまさに、柱の長さにあわせて人が垂直に伸びつつも、柱から独立しそうな姿が非常に印象的。外枠との比率を維持しようとするのが、中世らしい特徴です。

この辺りもかなり凄いですよ。

タンパンの右下にいるのは、どう見ても悪魔だろうし。

このびっしりと埋め尽くされた感がたまらなく素敵♪
過去・現在・未来とこの世の三相を表現したのは、こちらだっけ? う~ん、本読み直さないと思い出せない?写真もこれだけでは肝心のイエス様の表現が分からないし。

ちゃっかり鳩が止まっていますが、鳩は彫刻ではありません。
特等席におりますね。

上のを拡大したもの。
旧約の諸王を現していて、予型論によるものだが、う~ん、どれがどれだか識別できない?
自由七学芸による、象徴図像もあったと思うんだけど・・・。
まあ、いっか。
シャルトル大聖堂5~フランス(20100624)