2010年07月17日

「あなたはまだそんな「仕様書」を書いているんですか?」宮古環 秀和システム

一時、あまり目にしていなかった仕様書ですが、再びちらほら見る機会もあったので改めて意識してた時に見つけたので読んでみました。

1~2章辺りは、IT業界固有の特徴が出てはいますが、普通に仕事しててシステム関係と無関係では、業務フローが回らない昨今、どっかで絡まないではいられないですし、きわめて常識レベルの内容です。

まあ、既知の内容の確認として読み飛ばしても悪くはないでしょう。

しかし、3章以降になるともう仕様書とかそういうレベルではなく、単なるビジネス文書の書き方教室レベルにまで一気に落ちていきます。

少なくても入社2年以内で身に付けていてしかるべきで、大学できちんとレポート書けていれば、不要ですし、水準的には中学生の添削レベルです。

まあ、著者ご自身が現在は、教育関係へ転職して業界鞍替えしているのでその延長線上で書いているのがアリアリと分かります。昔ですが、私も通信添削で小論文の指導とかやったり、学習塾の講師してたので分かりますが、社会人になってどうこういうレベルではないです。

本当に内容はシンプルな文書の書き方教室なんで、「仕様書」と表題に書いているのは、あくまでも本を売りたいターゲット層への訴求だけで意味無いです。

勿論、きちんとした文章を書かずにwikiのコピペで課題をこなしてきたような、日本語として論外のような仕様書も幾つか見てきましたが、そういう人が本書を買うとは思わないし、まして本書を読んでスキルを上げていくとも到底思えない。

個人的には読む価値をどこにも見出せません。

義務教育の基本が出来ていれば、後はOJTで十分だと思います。それで身に付かないのは、時間の無駄かと・・・?

なお、OJTですが、巷でいう「お前、邪魔だ、散れ」ではありませんよぉ~。悲惨な現場で、そういう場合も多々あるそうでそりゃ人育たないって。
【目次】
第1章 もう「書けない」とは言えない
第2章 コミュニケーション力を鍛える
第3章 文章力を鍛える
第4章 文書力を鍛える
第5章 メンテナンス力を鍛える
あなたはまだそんな「仕様書」を書いているんですか?―ダメダメ「仕様書」の改善提案書(amazonリンク)
ラベル:書評 実用書
posted by alice-room at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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