2010年07月19日

特別展「誕生!中国文明」 in 東京国立博物館

午前中、Bunkamuraで「ブリューゲル版画の世界」展見て、ランチに鯨屋でくじらのお刺身定食を食べた後は、暑さを逃れて東京国立博物館へ。

中に入って、アイス食べてお茶飲んでゴロゴロしてたんだけど、ふと見ると一応、特別展やってる。

十分に涼んで、椅子に座っているのも飽きたので見ることにしました。(なんともいい加減なノリ)

ブリューゲル展が、想像以上に当りだったのでおまけってとこでしょうか?

それでも決して悪くはなかったです。殷・周・秦・漢・・・と学生時代に覚えたものでしたが、それよりも以前の王朝の遺跡からの出土物や、本当にここ最近10年以内に発見されたものなど、私の古い知識には見当たらない新しい発見物がたくさんありました。

「金縷玉衣」。
いわゆる玉(JADE)で全身を覆い、腐敗しない肉体のままで永遠を願う当時の信仰が強く印象付けられます。

実際、細かいところまでよく出来ています。耳栓や鼻栓など細かいところに手抜かりは無し。

「七層楼閣」
この高層建築は、なかなかビジュアル的にも興味深いです。バビロンの空中庭園みたいで、いやあ~庶民を上から眺める特権階級のエリート意識バリバリだったんだろうなあ~。

都心にある高層ビルとかの最上階層なんて、大概、そういう客筋でしょうからね(笑)。まあ、世界中、どこも一緒か。

「王尚恭墓誌」
そうそう「資治通鑑」の著者で有名な司馬光の筆を記した石もあって、普段、あまりこの手の文字には関心無いのですが、これは良かったです。
実に、司馬光らしい性格を如実に現した筆跡で、確かにこういう文字書く人なら、ああいう歴史書書くんだろうなあ~と思っちゃいました。

百聞は一見に如かず。
見るだけの価値はあると思いますよ~。

あと、いろんな石に浮彫や線刻された図像が結構、楽しい♪
中国の神仙思想によく出る仙人達の理想化された姿が描かれていて、私は好きでした。

この日(土曜日)は、たくさんの作品に触れられてとっても有意義な日でした!(笑顔)。
ラベル:アート 中国
posted by alice-room at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 【芸術】 | 更新情報をチェックする
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