

やっぱりモロー美術館というとこの螺旋階段が非常に印象的♪
元は個人の邸宅ですが、こういうところが、一味も二味も違ったりします。
後ほど階段上からの写真もありますが、室内全体が一望できるのも興味深いです。

モローの作品は、完成すると引く手数多(あまた)で完成品自体は、あまりここに無いとはいうものの、それでもこれだけの作品数を一度に見られるのですから、モローファンにとっては、垂涎の的たる聖地でしょう。



今回は、外の天気が良過ぎて室内が明る過ぎるのが欠点。
基本的にモローの作風には、少し照明を落とした感じの室内でひっそり鑑賞するのが合っていると思いますが、こればかりはしょうがないですね。
写真では、それなりに写っているとは思いますが、実際の画像は、かなり白く飛んでいる感じでした。写真は全体的にかなり暗めに補正をかけています。


先ほどの階段の上から室内を撮ったものと、階段そのものを上から撮ったもの。
これだけでも結構、楽しかったりする♪

やっぱ、ここに来たらコレは外せません!
定番中の定番。相当、大きいんですよ。



部分毎の細部を別撮りしたもの。
うん、モロー以外の何者でもない。


下の方は、室内に外光が差し込み、いささか照り返しがきつい状況でしたが、そのおかげか、より細部の繊細さが印象付けられますね。
全体像を眺めた後は、大きな作品の細部を丹念に見ていくと更に気づくことがあり、いくらでも楽しめてしまうモローの作品です。


この両作品は、並んで展示されていました。構図の同一性が分かります。
ギュスターブ・モロー美術館3~フランス(20100625)へ続く。