
毎回思うんだけど、モロー自身の意図にしろ、これだけデッサンが残っているのは貴重ですよね。そして、同じ構図でも実に、たくさんのデッサンを試しているのが分かります。

そうそう、これらあやうく見逃してしまうところでした。観た記憶自体はあったので、あまりに見つからなくて、最初声掛けてどこにあるか質問しようと思ってたところでした。
そういやあ~、私達の前にいた人は、これらのデッサンに気付かずにそのまますぐ出て行った人もいたなあ~。もったいない!
延々とあれこれ観ては行きつ戻りつして、写真を撮りまくっていたので職員の人も気を利かせて親切に教えてくれたみたい。感謝です。

こんなふうに、何枚ものデッサンが裏表それぞれにガラスパネルに挟まれて収納効率抜群の状態で保管・展示されています。
日光が直接差し込むと、紙が痛むだろうから、黒いカーテンみたいのがかけられていて閉じられてました。開館してまもない時間帯だったから、まだ開けてなかったんでしょうね。
いやあ~危ない&危ない。見逃し注意です!!

上にあげた3枚もそうですが、実はもっとたくさんありました。キリがないんので一部しかブログには載せてませんが、それでもかなりの量ですよね。

今回、これらのデッサンはみんな閉じられてしまわれていて、最初気付かなかったんですよね。あれっ?もっと、あったはずなんだけどなあ~と思っていたら、職員の方が「ここにもあるわよ。」ってな感じで教えてくれました。
これで3度目なのに・・・全然覚えていない・・・orz。

たくさんのデッサンを観たのだけは記憶に残っていて、なかなか見つからず、誰かに聞こうと思っていたところでしたので、助かりました!
何度も部屋を行きつ戻りつしながら、写真を撮りまくっていたので、熱心なモローファンが来てると思い、教えてくれたのかもしれません。感謝&感謝!
私達の先に来てた人は、閉じられていたこれらのデッサンを観てなかったようだし、気付かないまま美術館出て行ったもんなあ~、実にもったいない。

こんなふうに収納効率が非常に良さそうな状態で、ガラスパネルの裏・表にびっしりと入って、保管・展示されています。
さらに最初は、全部閉じられていて、竹の棒みたいなので開かないように固定され、その上に黒い布がかけられていて、確かに知ってなきゃ観ないで終わってしまうかも?
ご存知の通り、紙は直射日光にさらすとすぐに痛むので、そうやって保護しつつ、展示しているんでしょうが、開館まもないタイミングだったので、まだ閉じたままだったみたい。
ずっと粘って観ていて正解でした!
これから行く方は、忘れずに観るようにご注意下さい。せっかく行って見なかったら後悔しちゃいますから。


ほらっ、あの竪琴の構図です。




いっぱいあるでしょ。いろいろと違っていて、その違いを見るだけでもなんとも楽しい♪。
完成品は少ないかもしれませんが、モローの創作の過程がこれほど良く分かる展示もないでしょう。国立美術学校の教師として、たくさんの素晴らしい芸術家を育てた教育者としてのモローの片鱗が伺えます。






サロメ。

こちらもサロメ。『出現』かな?
でも、完成品の方は見たことのないタイプのサロメかも?




ギュスターブ・モロー美術館6~フランス(20100625)へ続く。