【以下、gooニュースより転載】
【ロンドン16日】英国国教会の最高位者であるウィリアムズ・カンタベリー大主教(写真)が16日にカンタベリー大聖堂で行う復活祭のミサで、世界的なベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」や、「ユダの福音書」の写本が発見されたと伝えられることについて、陰謀だと非難することが明らかになった。
大主教はミサで、宗教がメディアにどのように扱われているかをテーマに説教を行う。AFP通信が入手した抜粋によると、大主教は「新聞やテレビは信仰の歴史的基盤をめぐる議論のタネを嗅ぎ回っている」と指摘。「ゆえに、キリストの受難と復活に関して異説を唱え、伝統的な信仰の基礎を揺るがすことになる『ユダの福音書』の発見が数週間前にメディアで大々的に取り上げられたのは、大きな驚きではない」と語る。
3、4世紀にコプト語(古代エジプト語)で書かれた「ユダの福音書」の写本には、裏切り者の代名詞となっているイエス・キリストの弟子ユダは、イエスの言いつけに従い、イエスを処刑のために官憲に引き渡したと書かれている。写本は1970年代にエジプトで発見された。
また、「ダ・ヴィンチ・コード」について、大主教は「我々は単調な事実よりも、このような話を信じてしまいがちだ」と述べるという。「ダ・ヴィンチ・コード」には、イエスには子供がおり、後裔が今も生き残っているとの説が紹介されている。〔AFP=時事〕
まあ、陰謀だという気持ちになるのもごもっとも、という気がします。よりによってダ・ヴィンチ・コードの映画公開に合わせてだもんね。露骨にセンセーショナルな話題作りで儲けようというのは、明白だもん。
もっとも、同じ公開でもこのタイミングというのは、明らかに作為的だしね。どうしても「ユダの福音書」に対しても少し離れた冷めた目でみてしまいますね。そういえば、去年は「イエスの石棺」がカナダの王立美術館で展示されて話題になりましたね。うちのブログでも採り上げたけど、結局詐欺グループの捏造で、イスラエル当局に逮捕された事件もあったし・・・。
まあ、ユダの福音書もちょっと冷静に眺めていきたいですね!