
湯島駅から歩いてすぐの旧岩崎邸庭園です。入口から様々な花が迎えてくれています。これはオドリコソウ。

ハナダイコン、ムラサキハナナ、ショカッサイ(諸葛菜)。いろんな呼び名がありますね。それだけ親しまれているんでしょうか?


堂々たる姿です。しっかりした造りですね。さすがは三菱財閥の創設者、岩崎家の本邸というところです。設計はジョサイア・コンドル。東京国立博物館やニコライ堂の設計でも有名な方です。


いやあ、入口も華美にならないながらもセンスがいいです。

さりげないレリーフ。

階段を裏側から、撮ってみる。差し込む日差しとしっかりとした階段の調和がなんかイイ♪ さりげないけど、絵になるなあ~。これぞ洋館っぽくない?



木造建築の洋館でもここまで重厚でどっしりとした、安定感があるものが作れるんですね。レンガ造りや石造りとは異なる格調高さ、品の良さを感じます。本物を正しく評価し、それにふさわしいだけの金銭と手間をかけて作り出された本物を感じます。それを生み出した『明治』という時代の意気込みを感じさせる建築物です。
寺社仏閣とも異なる独自の空間を生み出しています。建築物好きなら、絶対に行ってみて損はありません。最高裁判所とかも素敵でしたが、日本の近代建築でも素晴らしいのはたくさんありますね! お台場の某TV局の建物とか安っぽくてセンスのないものばかり、最近作られていて建築物で感動することがないのですが、久しぶりに大満足でした(満面の笑み)。


天井もいいよね。このアーチも何気にいい感じ。

さきほどのものとは、ちょっと違う階段。どちらが好き?

上の梁に、菱マークがあるんです。更に光が差し込むところにもさりげなく菱形が・・・。こういうセンスが好きなんだよねぇ~。

天井には、シルクのペルシャ刺繍が布張りされています。

これね、ほとんどの人が気付かないと思う。最初、歩いて私も気付かなかったもん。何度も同じ部屋や通路を行き来して初めて気付きました。このさりげなさが、また心憎い。本当にちょっとしたステンドガラスだけでしかないんだけど。

2階のベランダから、緑の繁るお庭を眺めるのがこれまた一興。こんなところから、お茶でもしながらのんびりと読書したいものです。はあ~(溜息)、いいな♪いいな♪



建物の出口から、敷地の外へ至る道に咲いています。綺麗ですよね。このボタンもなかなか立派です。

旧岩崎邸庭園は、不忍池の周辺にあります。庭園を見学した後は、不忍池を通って上野駅に向かいます。今頃咲いている桜もあるんですね。種類は何だろう? ついこないだまでのお花見の混雑はどこへやら、人もあまりいなくて散策にはいいかも。

不忍池にある弁財天の八角堂です。

何も咲いている桜の枝に結び付けなくても・・・と思うのですが。桜も重そうで、枝が垂れ下がっています。かわいそうかも。

先々週辺りも清水観音堂から、下の桜を眺めましたが、思わずアニメっぽいポスターに目を惹かれてパチリ。人形供養というよりも、フィギィア供養でもしそうなアニメ絵でした(笑)。

何の脈絡もなく出てきたアゲハ蝶。実は朝、駅に向かう途中の道路でじっとしていたのを発見! とりあえず、写真に撮ってみました。生きてはいるようでしたが、弱っているのかもしれません。そのままにして足早に去ってしまった私です。だって、電車が来ちゃうし・・・。
関連サイト
旧岩崎邸庭園 財団法人東京都公園協会
最後の蝶は孵ったばかりだったんでしょうか。。
これからは、ちょくちょく行ってしまいそうです(笑顔)。
蝶は、すっごく不思議です。何故、道路になんかいたなのでしょうか? 周りに蝶がさなぎからかえるような樹なんてないはずなのに・・・。
元気になって、あの後飛んでいったのでしょうか?う~ん。
シャガ&アゲハつながりで、TBさせていただきます。格調高い旧岩崎邸庭園の記事にたいして、間に合わせの記事で、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
僕も、このような素敵な散歩をしてみたいものです。
TBも有り難うございます。旧岩崎邸散策には結構いいかもしれません。昨日は、雑司が谷の鬼子母神を散策していました。