2010年11月18日

「巡礼と民衆信仰」歴史学研究会 青木書店

複数の研究者による学界発表会の原稿をまとめたもの。そ~んなタイプのものです。

キリスト教関係のこの手のものは、何冊も読んだことありますが、イスラム教の巡礼とかあまりイメージの湧かない珍しいものも分け隔てなく、同等に取り扱っているのは、ちょっと珍しい感じがしました。

私が知らないだけかもしれませんが。

逆にキリスト教の巡礼関係は、もう散々出尽くした感のあるお話ではないでしょうか?
聖人や聖遺物崇拝については、特に新しく学ぶこともなかったですし、格別興味をひく点もありませんでした。まあ、それなりに書いてありますが、それなりに・・・って感じです。

サンチャゴ・デ・コンポステーラのお話も、もうちょい違った角度とか、別なソースからだと面白いのでしょうが、数箇所を除き、ちょっと物足りない感じかな?

あえて高い金出して、買ってまで読むべき本だとは思いません。図書館で必要なところを見るぐらいでしょうね。それでも、あまり価値あるとは到底思えません。別な資料を見れば、十分かと。
【目次】
第1部 キリスト教世界の巡礼
巡礼総論―奇跡、聖者、聖遺物、そして巡礼
古代末期のキリスト教巡礼と女性―エゲリアの場合
中世ローマ巡礼
中世のサンティアゴ巡礼と民衆信仰
ロシア人の東方聖地「巡礼」―中世の旅行記から

第2部 イスラム世界の巡礼
イスラム巡礼総論
中世エジプト・イスラム社会の参詣・聖墓・聖遺物
メッカ巡礼とイスラム改革運動
知られざる信仰―ドゥルーズ派による聖者崇拝と聖廟参詣
現代モロッコの廟参詣―「聖者」と「偉人」とする提案を添えて
巡礼と民衆信仰 (地中海世界史)(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「巡礼の文化史」ノルベルト オーラー法政大学出版局
「サンティヤーゴの巡礼路」柳宗玄 八坂書房
「中世の巡礼者たち」レーモン ウルセル みすず書房
「巡礼の道」渡邊昌美 中央公論新社
「サンチャゴ巡礼の道」イーヴ ボティノー 河出書房新社
「スペイン巡礼の道」小谷 明, 粟津 則雄 新潮社
「芸術新潮 2007年04月号 イギリス古寺巡礼」
「聖遺物の世界」青山 吉信 山川出版社
「スペイン巡礼史」関 哲行 講談社
「芸術新潮1996年10月号」生きている中世~スペイン巡礼の旅
「星の巡礼」パウロ・コエーリョ 角川書店
「カンタベリー物語」チョーサー 角川書店
「坂東三十三所観音巡礼」坂東札所霊場会 朱鷺書房
「西国坂東観音霊場記」金指 正三 青蛙房


ラベル:歴史 宗教 書評
posted by alice-room at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 歴史B】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。