2006年04月26日

「チョーサーの世界」桝井 迪夫 岩波書店

とっても面白いうえに、有名な「カンタベリー物語」の著者チョーサーについての本です。以前に「カンタベリー物語」を読んで面白かったんでチョーサー自身にも興味を持ったんですが・・・。

駄目、残念ながら面白くない。いや、本が悪いわけではないんですが、チョーサーが宮中に出入りしながら、公務員としてどういう仕事したとか、学校でどういう学問を学んだとかって正直興味ないもん。彼の他の著書における修辞法がどうとか、崇敬していたダンテの影響がなんとか言われてもねぇ~。

確かにいろいろと知ることで、より一層深く味わえることがあるのも否定しませんが、せっかくの作品の面白さがむしろ興醒めしてしまうような・・・失礼!

少なくとも私は、この手の本はあまり好きではないなあ~。こういう本を読むなら、その人の作品を100回読んだ方がいいように感じてしまいます。『読書百遍義自ずから通ずる』っていうほうを信じておりますんで、ハイ。

いささか研究者的な姿勢の本です。文学は好きだけど、文学者はあまり好きでなかったりする私には向いていませんでしたが、こういうのがお好きな方には、悪くない本かと。チョーサーについての入門書にはなるんじゃないでしょうか。インテリの方どうぞ。

でも、作品の方が面白いね♪

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「カンタベリー物語」チョーサー 角川書店
posted by alice-room at 23:47| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 小説A】 | 更新情報をチェックする
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