2006年05月05日

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2006年 05月号&「ユダの福音書を追え」

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ナショナル ジオグラフィックの5月号です。かねてから話題であった「ユダの福音書」の特集をしているので、売れに売れまくっているのではないのでしょうか。

衝撃の発見! 「ユダの福音書」が明かす驚きの物語
緊急特集 『ユダの福音書を追う』
~ユダは裏切り者ではなかった~


こんなコピーを見たら買いたくなりません? 私も早く見たくてうずうずしてました。で、結局先月末になんとか読んでみたんですが・・・。

う~ん、写本の写真がバ~ンと大きく出て、ユダの福音書が表に出てくるに至る経過が説明されるのですが・・・。どんどん読んで行くとアレレッ?って感じになります。これまでも幾つかの記事で報道されていることよりは確かに詳しい「ユダの福音書」発見、獲得及び修復の経緯が書かれてはいるのですが、一番知りたい内容がほとんどない。

っていうか、全然説明されてないじゃん! えっ~ってな感じです。個人的には、死海文書に関する本のように義の教師とか詳しく内容の紹介があり、当時の初期キリスト教会の分裂の状況や、グノーシス派との関連などの説明があるのかなあ~と思ったんですが・・・。そういうことは、ほとんど書かれていません。

発見以後の経緯は、それなりに興味深いと思いますが(死海文書を羊飼いがたまたま入った洞窟で発見した・・・とかね)、私はあくまでも内容に興味があったのでその点では失望しました。残念!

だって、内容については一言で終わり。ユダがローマ軍にイエスを密告したのは、予め決められていた為すべき事であり、まさに神の偉大な計画の一部だということしか説明してくれないのはちょっとねぇ~。悲しいよ!

ここで特集されている取得の経緯とかなら、うちのブログでも紹介している記事でサマリーなら分かりますので、特にユダの福音書について何でも知りたいという人以外は、買わない方がよろしいかと思います。

どこかの記事にもありましたが、ダ・ヴィンチ・コードの映画公開に合わせて話題先行で売る為に、慌てて出版したように感じられました。

おそらく、もっと時間をかけてきちんとすれば、本当に興味深い内容があるのではないかと思います。但し、それが出版されるのは、ずっと&ずっと先になるのではないでしょうか? 


もう一つの「ユダの福音書を追え」この本ですが、きちんと読んでいないのですが、ざっと目を通した感じではこれも福音書の内容自体についての本ではないですね。時間と手間暇をかけて読むのをためらっています。

どなたか、読んだ感想を教えていただけると嬉しいのですが・・・。ていうか、早く内容についてきちんした本で知りたいなあ~。いつ頃できるのでしょうか? 当分、無理なのかなあ~。

【補足】
amazonにレビューが載っていました。どうやら、私の思った通り、内容に関するものではないようです。ユダの福音書の内容については、6月に別な本が発売されるそうです。書名が知りたいですね!!

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2006年05月号(amazonリンク)

ユダの福音書を追え(amazonリンク)

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posted by alice-room at 23:13| 埼玉 🌁| Comment(5) | TrackBack(3) | 【書評 宗教A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
aliceさん、北海道はいかがでしたか?
私もこのナショジオにはちょっとガッカリしましたー!
あれれ、表紙が派手な割にはもう終わり?っていう感じ…。
私はこの「ユダの福音書」はまだ疑わしいと思っている方なんですが、とりあえず少しでも早く事実を知りたいものですね。
Posted by なな at 2006年05月06日 00:33
ななさん、今晩は。おかげさまで北海道も3回目になりますが、結構楽しめました(笑顔)。写真の整理がつかないのと、連日外出して遊びまくりでまだ、ブログに書くまで追いついていません(苦笑)。

ななさんも読まれたんですね。私も同感です。もっと内容を出せよ~って感じです。いくらダ・ヴィンチ・コードの公開前に出さなきゃと言ってもね。ちょっとヒドイかも?

時間はかかってもきちんとした内容を知りたいですね、ホント。また、その内容からどういった位置付けがされるのか、楽しみでもあります。

うっ、やっぱり早く読みたくなってしまいました(笑顔)。
Posted by alice-room at 2006年05月06日 03:35
私も遅ればせながら、先ほど読みました。

どちらかと言うと、今回の発見と修復に対するナショナル・ジオグラフィック協会の貢献についての宣伝、という意図があるように感じられました。

内容については、人によって評価や見解が大きく違いそうなので、一概に紹介するのも難しいと言う事情もあるのかも知れませんね。

「グノーシス思想」というものについての網羅性のある紹介のもとに、今回の福音書の位置付けをきちんと整理して特集して欲しい所です。
Posted by Megurigami at 2006年05月11日 19:46
「ユダの福音書を追え」は結構面白く読みました。
福音書の内容そのものについてはあまり言及していないので、そのあたりは不満という方もあるかもしれませんが、「追え」という本なので(笑)
この福音書がどうやって見つかり、どういう経緯を経て、ジュネーブの博物館までたどりついたかは詳しく書かれていますし、それは別のストーリーとして興味深いです。
と、今更ここにコメントしているのは今晩この「ユダの福音書を追え」がドイツでドキュメンタリー化されたものがテレビではいったからです。
文字にかかれた機械とか作業とか、目で実際に見てみるとまた違った面白さが!
Posted by OZ at 2008年03月25日 04:47
映像で見ると、やっぱり全然違いますか? 
うわっ、是非見たいも・・・。そういうの日本でもやって欲しいです!! きっと&きっと、私見ちゃうと思います。

できれば、二本立て構成にして第一部は、福音書発見までの経緯。第二部は、具体的な福音書の解説。な~んて構成だったら、もう言う事無しなんですけど・・・。

OZさんのおっしゃるように、その発見に至る過程は過程として切り離してみると、全然変わってくるのかもしれませんね。

確か、この当時の私はその内容が知りたくて&知りたく、うずうずしていたことを思い出しました。それへの関心だけで、もう他の点にはゆとりが無かったかもしれないです。

映像の力は偉大ですもんね。どんな番組でした? 結構、盛り上がる駆引きとか運とかありました? 見たいなあ~。
Posted by alice-room at 2008年03月25日 23:35
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re:aliceさんへ トラバありがとうございます-続「『ユダの福音書』発見!」-
Excerpt: aliceさん、トラックバックありがとうございます。 コメントがうまく接続できなくて、トラックバックの形でご返事差し上げます。 まったくおっしゃるとおりですね。全文とは言わないまでも、主要部分..
Weblog: 時事コラム「野次馬パピルス」
Tracked: 2006-05-06 12:36

ほんとうに問題なのは
Excerpt:  今月号の National Geographic、買わされた方かなりいるんじゃないでしょうか。かくいう自分もそのひとりでして…みなさんおあいにくさまでした、cover story のくせして記事はわ..
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