2006年05月06日

北海道散策シリーズ2~小樽(5月1日)

札幌から電車で小樽に向かいます。札幌も寒いんだけどさ、小樽は洒落にならない寒さでした。道端には雪の塊がゴロゴロ残っているし、天気予報で雨は降らないと言ったのにさ、いきなり雨降るし(おかげでホテルに傘あるのに、また買う羽目に)。

銭箱駅

銭箱駅

札幌から小樽駅に行く途中で通る銭箱駅。ここの駅名の由来である「銭箱」とはにしん長者が儲かって&儲かってしかたなかった頃、現金の札束を無造作に箱につっこんでいた時の名残だそうです。それこそ「にしん御殿」などがバンバン建てられた時代のお話です。

車窓からの撮影なんでイマイチ綺麗に写ってませんが、2枚目の写真の左上にあるのが本物の銭箱だったはず? 以前、読んだ荒俣さんの「黄金伝説」(事業で成功して大金持ちになった人々の残した遺産を紹介する)にも載っていたので、ちょっと記憶に残っていて気になったりする。時間があれば、帰りに途中下車してみたかったんだけど・・・(途中下車どころか、快速で停車もせずに札幌に戻ってしまいました、残念)。

猪股邸

猪股邸の石門、石蔵、石塀。1906年のもので、中国風の門は、建築主が中国旅行の際にスケッチしてきたものを元にしているそうです。

旧共成

旧共成(株)。アーチ窓のキーストーンが特徴だって、1891年のもの。この辺りにはこういった古い蔵を利用した建物がたくさん残っています。運河沿いの古い蔵を改装してたくさんのお土産物屋や飲食店が入り、一躍人気商業地区になっています。

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なんか良くない? 全体としての雰囲気がいい感じで調和とれてる感じ。
ここいらのお店では試飲もやっていてワインやお酒を売っています。普通のお店だとケチケチしてあまり出さない純米大吟醸の試飲もOK。お客がほとんどいないタイミングだったので、いろんなものを味見させてもらいました(笑顔)。

特に気に入ったのは、長芋を材料にした「琥珀の梟(こはくのふくろう)」。これが実にうまい。香りもいいし、家の誰に飲ませても美味しいと言われました。値段も手頃だしね。品切れも場合も多いようですが、もし機会があれば是非。琥珀色と素敵な香りがお薦めです(満面の笑み)。

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旧北海雑穀倉庫株式会社、旧久保商店、旧金子元三郎商店等々。いっぱいあるのでどれがどれか分からなくなりました。倉庫跡をうまく利用して、ある種のテーマパークのようになっています。川越の「蔵づくり」よりもはるかにいいよね。こっちの方が勝ち!

小樽 出抜小路

小樽にある出抜小路。商業用に整備されているのは、他のところと同じですが、この小さな路地感覚は、ナムコのナンジャタウンとかと同様のノリですね。これも完全にテーマパーク的な作りです。とはいいながらも、それなりに楽しめますし、とっても狭い階段を登った上の展望は思ったより良かったです。登るのは無料ですし、ついでに寄るのもいいかもしれません。以前、私が来た時にはなかったので最近作ったものみたいです。

うだつ小僧

出抜小路のキャラクターだそうです。『うだつ小僧』だって。一周年と書いてあるので、本当にできたばっかりみたい。ラムまん売ってました。和風味とキーマカレー味。何故、キーマカレーかはよく分からなかったけど・・・。

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このゴミゴミした感じがウリ。

旧三井銀行 小樽支店

旧三井銀行 小樽支店。

旧越中屋ホテル

旧越中屋ホテル。ずいぶんとモダンな造りですね。明治30年代の英国の旅行案内書にも載っているんだって。

旧北海道銀行本店

旧北海道銀行本店。

手宮線跡地

手宮線跡地。廃線になったのはいつ頃のことなのでしょう?

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小樽駅のホーム 照明

小樽駅のホームについていた照明。雰囲気を出すべく凝った演出しています。たくさんの観光客を呼び寄せるだけのことはありますね! 芸が細かいです。

日本海

車窓から眺めた日本海。どんよりとした曇りがいかにもって感じでしょう。旅情があります。まあ、いろいろあったけど結果オーライの楽しい旅でしたよ。自分へのお土産に買った焼酎「琥珀の梟」を抱え込みつつ、札幌へ。

黄金伝説(amazonリンク)

関連サイト
出抜小路のサイト
posted by alice-room at 21:34| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする
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