
いかにも「服にくっついて運んでいってもらいますよ!」的な不敵な形状を見せつけるのが心憎い(ニヤリ)。


駅から岩殿観音に向かう途中。道端には種々の草花が咲いていた。もう初夏であることを感じる。

最近はあまり見なくなった土塀の建物です。まあ、ちょっと歩けば、見ないこともないんですが、作っているところは見たことないなあ~。だいたい作り方は知っていますが、見てみたいかも。

岩殿観音の参道につながる道沿いにある弁天沼。沼の中央には、橋を渡ると祠があります。

じゃ~ん♪ と、これがその祠。

弁天沼なんで祠の中にお祀りしているのは、弁天様です。

ここには、珍しくカエル君達が弁天様の足元にいます。なぜ、カエルなのかと言いますと・・・。

ハイ!こういうわけです。しかし、本当に埼玉のこの辺りは坂上田村麻呂に関する伝承が多いですね。これ調べてまとめるだけで、ちょっとした論文書けますね。暇だから、私が書くか(まるでよくいる郷土史家になってしまう・・・笑)。
前も書いたけど、黄金伝説に出てくるキリスト教布教のパターンに酷似しているのを感ぜずにはいられません。悪竜を退治した代償に信者させたキリスト教の聖人に対して、日本の場合は朝廷の支配下に入れていくという図式ですね。ふむふむ。
まあ、それは置いといて「鳴かずの池」ってさ、なんか妖怪が出てくるような名称じゃない? ちょっとゾクゾクして楽しいなあ~(笑顔)。

この弁天沼と道路を挟んで向かい合ったところには、板石の塔婆があります。でも、真言密教の功徳とかかかれてますが、それの具体的内容ってなんだったのでしょう? 魔物の調伏とか、日照の解消、そういった奇跡のパフォーマンスでもやったんですかね?


板石塔婆そのものは、長年の風雪にさらされ、だいぶ磨耗してますね。ここの道を経てようやく岩殿観音の門前の町並みに向かう。
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音2(4月29日)
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音3(4月29日)